チャンスは突然やってきた!
その後もポイントを移動しながら、マグロやカツオの群れを追いかけます。ドラクエでメタルスライムを探している感覚です。数回投げては移動を繰り返していると、「きた!」と驚き叫ぶ声が。その方向に振り向くと、石井の竿が大きくしなっているじゃないですか!
マグロか!? カツオなのか!? 全員の胸が高まる悲願のヒット。さすがフイナム フィッシング クラブの部長です! ほとんどの釣行でしっかりと釣果を残している石井、まさかマグロも釣っちゃうとは。今夜はマグロパーティだ! なんて思っていたら、バレちゃいました……。あぁ〜、惜しかった!
石井: 車に衝突されたくらいの衝撃。いままで体感したことないくらい、めちゃくちゃ重かった。小学生のとき、友達が飼っているゴールデンレトリバーに引っ張られたのを思い出しましたよ。とにかくテンパって、1度力を入れ直そうと竿を下ろしたのがダメだった。マグロは口が硬くてフッキングしにくいから、竿を立てたままにするって聞いていたのに……。慌てて竿を立てたけど、外れちゃいましたよ。本当に、逃がした魚は大きい。しばらく落ち込んじゃうな、これは。
どうやら、ぼーっとしていたタイミングでヒットしたそうな。欲が出ていなくて、なにも考えていないときこそ釣れるから困ります。悔やまれますが、初ヒットに沸き上がる一同。少ない残り時間、なんとしてでも釣りたいところです。
石井のヒットの余韻が冷めやらぬうちに、次は〈ダイワ〉広報の田中さんにヒット! しかし、こちらもまたバレてしまいました……。でも、チャンスはある。最後の望みをかけて、みんなが全身全霊を傾けます。