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FACEとSHINKNOWNSUKEが考えるゲームのシナジー。
「PUMA × MONSTER HUNTER」 Capsule Collection.

FACEとSHINKNOWNSUKEが考えるゲームのシナジー。

“ひと狩りいこうぜ”でおなじみのハンティングアクションゲーム『モンスターハンター』シリーズが、今年で20周年を迎えました。それを記念して、〈プーマ(PUMA)〉と初のコラボレーションが実現。いまやゲームとファッションは、相乗効果を生み出す友好関係を築いていますが、どれほどの影響を与え合っているのでしょう。そこで、クリエイターで構成したゲームチーム「DHC(Dekoboko Happy Club)」のメンバーであるアーティストのFACEさんとSHINKNOWNSUKEさんに、コラボコレクションを起点にしながら、ゲームについてあれこれ聞いてみました。

  • Photo_Kai Naito
  • Text_Shogo Komatsu
  • Edit_Seiya Kato

もしも自分の作品でゲームを作るなら。

―おふたりともアーティストということで、『モンハン』のモンスターをアートの観点から紐解いていただけますか?

FACE: 難しいっすね(笑)。まあ、絵を描いているひとなら架空のキャラクターを作ることもあるし、それはきっと子どもの頃からやっていたと思います。それと繋がるかな。

SHINKNOWNSUKE: 子どもの頃、自分で剣を想像して描いていましたよ。これはレベルが高くて、めっちゃ強い、みたいな。

FACE: そうそう。それもゲームの影響が大きいと思います。

SHINKNOWNSUKE: それが大人になって全部CGで作って、世界中のひとが強い武器とか強いモンスターって認知してくれるのは、壮大なロマンがありますね。おもしろい世界だと思います。

FACE: 自分で考えて作り上げたモンスターがゲームで動くのは、どんな感覚なんだろうって思います。憧れますよ。

―ゲームが想像力の原点にもなっているんですね。

FACE: 自分で描いた絵がゲーム内で動くことに憧れた、明確なきっかけがあるんです。昔、テレビ番組で、とんねるずの木梨憲武さんが描いたキャラクターをゲームに登場させる企画があったんですよ。それを見たとき、すごく羨ましかった。

―『マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター』ですね。1997年に、ゲームセンターのアーケード筐体でリリースされた格闘ゲーム。

FACE: それです! 「憲磨呂」ってキャラが、必殺技で文房具を投げるんですよ。ゲーム感のないキャラクターが動いて戦っているのが、すごく記憶に残っています。

―おふたりとも、デフォルメしたキャラクターを描いていますよね。『モンハン』のモンスターはそれぞれに特徴があるので、デフォルメしやすいのでは? デフォルメする際、どこに注目しているんですか?

SHINKNOWNSUKE: 体と顔のバランスを考えるかな。例えば、このTシャツの「アイルー」は少し写実的だから、もっと簡略化させなきゃ。主張する部分より、どこを削るか考えます。

FACE: アメコミ風とか日本のキャラクター風とか、デフォルメのなかにもいろんなテイストがあるじゃないですか。僕の場合は、それをまず決めて、その画風に合わせてデフォルメしていくかな。例えばドラゴンだったら、真っ先にイメージするドラゴンのキャラクターがいるから、それを意識することもあります。

SHINKNOWNSUKE: 確かに、なにかからインスパイアされたヒントで、落としどころを見つけていくこともある。

FACE: デフォルメすると、かわいくなりますよね。

SHINKNOWNSUKE: そうだね。元と同じニュアンスにはならない。

―ちなみに、おふたりが自分のキャラクターでゲームを作るなら、どんなゲームにしたいですか?

FACE: 何度か、その話になったことがあるんですよ。いつかやってみたいって。

SHINKNOWNSUKE: 夢ですね。アニメと違って、プレイヤーが動かせるのがいい。

FACE: ぼくだったら、冒険していく『マザー2』みたいなRPG。それができたら超楽しそう。シンさんのキャラがラスボスで。

SHINKNOWNSUKE: 嬉しいね。第五形態くらいまで変身したいな。

FACE: いつ倒せるんだよ、って感じのラスボスね(笑)。シンさんだったら、FPS?

SHINKNOWNSUKE: 『ゼルダの伝説』みたいなグラフィックのFPSだったらおもしろいかも。でも、ひたすら押し合って生き残る『フォールガイズ』みたいに、子どもも遊びやすいゲームもいいな。キャラクターも、ゆるいデザインが合いそうだから。

FACE: パーティ系のゲームもいいですね。

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