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2人のスタイリストが実感した、サタデーズ ニューヨークシティのちょうどよさ。
FRESH FOR FALL.

2人のスタイリストが実感した、
サタデーズ ニューヨークシティのちょうどよさ。

2009年、ニューヨークのソーホーにオープンした〈サタデーズ ニューヨークシティ(Saturdays NYC)〉が、今年15周年を迎えました。大都市で暮らすひとたちのライフスタイルに寄り添ったコレクションの数々は、都会的でありながらリラックスした雰囲気を漂わせ、抜け感のある佇まいに導きます。15年という長い年月で成熟した〈サタデーズ ニューヨークシティ〉は、スタイリストの目にどう映るのでしょう。荒木大輔さんと内山晴輝さんを招き、秋の新作のなかから気になったアイテムを使って、2パターンのコーディネートを披露してもらいました。それで分かったのは、〈サタデーズ ニューヨークシティ〉が持つ、包容力の大きさです。

ラフさのなかにある、高いファッション性。

PROFILE

荒木大輔
スタイリスト

1976年生まれ。群馬県出身。スタイリスト熊谷隆志氏に師事し、2001年に独立。ファッションメディアやブランドのルックブック、俳優、アーティストなど、幅広いスタイリングを手掛けている。現代的な空気感を取り入れたコーディネートは、ファッション業界からの信頼も厚い。

―〈サタデーズ ニューヨークシティ〉には、どんなイメージをお持ちですか?

荒木: ブランドが設立したばかりで、日本に上陸するより前、ブランド名を変更する以前の〈サタデーズ サーフ ニューヨークシティ〉から知っていて、当時はニューヨークのサーフブランドっていうイメージでしたけど、いまはどちらかと言えばシティな印象です。モダンでカジュアルなアイテムがラインナップしていますよね。

―いまもサーフィンがブランドの背景のひとつにありますが、サーフィンだけではなくトータルライフスタイルを提案しています。

荒木: サーフブランドではなくファッションブランドという見え方になっていて、とくにここ数年はモダンなイメージ。最近お店に行けてなかったけど、久々に新作を着てみたら自分の想像を大きく上回るほどよかったです。素材のチョイスやパターンがよくて、着てみると、そのよさがより分かりました。

―これまでのなかで、印象に残っているアイテムはありますか?

荒木: Tシャツとスエットはシンプルで使いやすかったです。あと、夏は〈サタデーズ ニューヨークシティ〉のボードショーツをルームウエアとして着ているんですよ。心地よく過ごせています。

―コーディネートに使いやすい印象なんですね。

荒木: あとはカジュアルだけど、デザインに気が利いていて、オフ感が出過ぎない。ラフだけど、ちゃんとファッションを楽しめるところも印象に残っていて、それは現在もあると思います。

―秋の新作を並べてみましたが、いかがでしょうか。

荒木: 手に取りやすいアイテムが多いですね。デニムジャケットも着やすいし、シャツも身幅があって着丈のバランスがいい。

―デニムシリーズが4年ぶりにリリースされるんです。

荒木: デニムジャケットが好きで何着も持っていますが、文句のない仕上がりですね。色落ちはやりすぎていなくて、いい塩梅のインディゴで。

形も奇を衒うことなく、さらっと着られると思います。実際に着てみるといまの気分にぴったりで、色とゆるさと抜け感がちょうどいいですね。

―荒木さんは普段の服選びで、どういうところにこだわっていますか?

荒木: あえて言うなら生地感です。歳を重ねると、高級なものを着たいわけじゃないけど、安っぽいものは避けたい意識があって。素材や縫製のクオリティが低いものには手を出していません。なんとなく、それがいまの基準になっていると思います。

―その点を踏まえると、〈サタデーズ ニューヨークシティ〉はいかがですか?

荒木: もちろん選択肢に入ります。生地感もいいし、パターンもいい。安心して選べるブランドです。

INFORMATION

Saturdays NYC

saturdaysnyc.co.jp

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