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Shopping Addict 2025 Mar. 〜編集部員のお気に入り〜 前編
Shopping Addict.

Shopping Addict 2025 Mar.
〜編集部員のお気に入り〜 前編

桜も見頃を迎え、やっと春が訪れました。そこで、次々リリースされる春夏の新作が気になるところ。心機一転、服装をアップデートして幸先のよいスタートを切りましょう。

石井陽介
山本博史
村松諒
鈴木悠介
脇山修平
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01 20
石井陽介

3月のディラン。

映画『名もなき者』公開直後という、絶好のタイミングで行われたキャット・パワーの『Sings Dylan: The 1966 Royal Albert Hall Concert』。個人的なハイライトは前半アコースティックパートの『Desolation Low』〜『Mr.Tambourine Man』。語りかけるようにゆっくりと歌う、シャーン・マーシャルのボブ・ディラン解釈がとにかく素晴らしかった。あの伝説を追体験した、不思議な夜でした。

UNLIKELY

アンライクリーのウィンドブレーカー

春はピンク。

春の陽気に誘われて、ついつい手に取ってしまったフラッシュピンクのウィンドブレーカー。この鮮やかな色に一発KOで購入を決意したわけですが、ディテールをつぶさに見ていくと芸の細かさに気づきます。撥水加工を施したシェルは超軽量のリップストップナイロンを採用し、折り畳めば胸ポケットに収納できる。さらにインナーには取り外し可能なメッシュベストを配した3way仕様と、シンプルなデザインながら普段使いに最適な機能が満載。自転車に乗るときや、釣りの遠征、旅行や出張にと様々な場面で重宝しそう。余談ですがネオンカラーが人に与える心理的効果に、元気や活気、ポジティブといった力があるようです。となればこの春はフラッシュピンクを身に纏い、テンションぶち上げといきましょうか。
¥57,200

アンライクリー
Instagram:@unlikely_drygoods

NEXUSⅦ.

ネクサスセブンのシャツジャケット

アメカジ ウィズ ツイスト。

依然としてアメカジが人気です。中でも顕著なのがデニムやダックなどのワークウェアですが、少しズラして、先行く視点で選ぶなら、〈ネクサスセブン〉のダブルマッキーノクルーザーなんていかがでしょう。さてマッキーノクルーザー。そもそもは森林作業員用に向けたウールコートで、頭にダブルと付くモデルは肩から袖の生地が2枚重ねになった質実剛健なウールコート。見た目もド迫力でかっこいいのですが、ウールが2重になっているから少々重くて暑いのが玉に瑕(きず)。その難点を、ヴィンテージライクなドライタッチのコットンオックスフォードのシャツ生地に置き換えて軽快に仕立てたのが今作です。シャツ以上、アウター未満といったウエイトは、いま時期の羽織りとしてぴったり。襟型をイタリアンカラーにアレンジした点も好みです。年を重ねたいまの自分には、これくらいクリーンなアメカジがちょうどいいのです。
¥63,800

NEXUSVII.
03-6910-5980
Instagram:@nexusvii.official
nexusvii.jp

A YOUNG HIKER

ア ヤングハイカーの傘

いまいちばん気になるお店。

パリには素敵なお店がいくつもありますが、いまいちばんホットなお店といえば「ワーズ, サウンズ, カラーズ アンド シェイプス(WORDS, SOUNDS, COLORS & SHAPES )」(*旧名「ア ヤングハイカー(A YOUNG HIKER)」)で間違いないでしょう。パレ・ロワイヤルからマレ地区に移転してさらに勢いづく同店の面白みは、アウトドアを独自の視点でモダンに解釈するオーナー、ラムダン・トゥアミの審美眼とセンスに他なりません。最近はオリジナルブランド〈ディ ドライベーグ〉にも力を入れていて、そのどれもがキャッチーで魅力的。鮮やかなカラーパレットで提案されるアウトドアウエアは、ファッション性に富んだポップさを持ち合わせています。写真の傘は、先日のパリ出張で雨に降られたときに購入した同店オリジナルのもの。世界各国の名山のペナントがデザインされているのですが、カラフルな見た目がなんだか可愛くて、雨が降らずとも畳んで持ち歩きたくなっちゃうほどのお気に入り。ちなみにこの「ワーズ, サウンズ, カラーズ アンド シェイプス」は近々日本に上陸するそうなので、いまから楽しみ!
€60,00

ア ヤングハイカー
ayounghiker.com

FISHMANS

フィッシュマンズのマーチャンダイズ

GET ROUND IN THE SEASON!

フィッシュマンズは好きなバンドで可能な限りライブには足を運んでいるのですが、2021年に公開したドキュメンタリー映画『映画:フィッシュマンズ』以降は、バンドのスタンスや音の感触が変わったように思います。過去の呪縛から吹っ切れたというか、前向きでポジティブなマインドを感じるのです。今年2月に行われたバンド史上最大規模のライブ「Uchu Nippon Tokyo」はその集大成で、生まれ変わったフィッシュマンズの姿を観ることができました。あの頃から姿かたちを変えながら、いまも活動を続けてくれていることに感謝だし、それどころかさらなる高みを目指して進化している。つくづく得体の知れないバンドです。今年は夏フェスにも出演すると言っていたので楽しみ。写真はライブ会場でゲトったマーチャンダイズ。普段使い用のバンダナは今回のライブのもので伊藤桂司さんデザイン。タオルは定番の「I’M FISH」で、釣りやフェスで使う予定です。

山本博史

TOAD。

「TRAIL OPEN AIR DEMO」略して「TOAD」が今年も開催されます。なにかしらでお手伝いはするとは思うのですが、未だ詳細を詰めている状態…。仕事が遅くてスミマセン。では、会場でお会いしましょう!

Rab

ラブのバックパック

大容量で防水です。

普段から走れるバックパックを背負っています。とはいえトレイルランニング用となると、容量は大きくても12L程度。日常的な荷物に加え、ノートパソコンを持ち運ぶとなると、容量不足は否めません。むしろファストパッキングやアドベンチャーレース向けにつくられたタイプの方が、ぼくの日常的なライフスタイルと相性抜群。そこで最近、愛用しているのが〈ラブ〉の「Veil XP 30」です。気になる容量は30Lで、重量は驚きの545g! それでいてロールトップ仕様で、内部はシーム処理が施されているため高い防水性能を誇ります。ハーネス部分はランニングパックを踏襲しているので、圧倒的なフィット感を実現しています。小物類をスマートに収納してくれる、多彩な荷室も魅力的。日常使いもさることながら、着替えも持ち運ぶようなワンウェイルートの山行でも重宝してくれそうです。
¥29,700

Rab
rab-equipment.jp

SALOMON

サロモンのトレイルランニングシューズ

これは新感覚。波型・厚底シューズ。

いまや街でもお馴染みの存在となった〈サロモン〉ではありますが、やっぱり本業はパフォーマンス畑。ここで培った最先端のテクノロジーがあるからこそ、街履きにおける高い信頼性を得られたと言っても過言ではないでしょう。そんな〈サロモン〉のなかでもウルトラディスタンス向けシリーズ「ULTRA GLIDE」シリーズより、アスリート向けの「S/LAB ULTRA GLIDE」(左)と、より汎用性に優れた「ULTRA GLIDE 3」(右)という2モデルが登場。最大の特徴は、独創的な波型のソール形状にあります。厚底ならではソフトな履き心地はもちろんのこと、荷重を分散する波型構造により、足への負担を軽減しながら、軽快に足を前に運んでくれます。トレイルランニングシーンをリードする〈サロモン〉ならではのアプローチで構成された、新感覚な厚底シューズ。これは試す価値大いにあると思います。
(左)¥26,400 (右)¥19,800

サロモン コールセンター
050-1720-4849
salomon.jp

NNormal

ノーマルのトレイルランニングシューズ。

シューズの概念を覆す意欲作。

トレイルランニングシーンのスーパースターと言えば、スペイン出身のキリアン・ジョルネです。そんなキリアンが手がけるブランド〈ノーマル〉より、ユニークなコンセプトのシューズ「Kboix(ケボッシュ)」が登場。モジュラー式のシューズがベースとなり、特性の異なる3種類のミッドソールがセットになったこちらのモデル。普段のジョグから、テクニカルな岩場、はたまたロングランまで、その日のフィールドに合わせてミッドソールを自由に選ぶことができます。しかも、アッパーには軽量かつ耐久性に優れたMatryx ジャカード EVOを合わせ、アウトソールには優れたグリップ力を備えたヴィブラム メガグリップを備えるなど、モジュール部分もこだわり満載。実際のところミッドソールの出し入れの煩わしさはあるものの、シューズの概念を覆しかねないエポックメイキングな意欲作。ちなみに日本では45足のみの限定販売。気になる方は早めにどうぞ。
¥59,400

NNormal
www.nnormal.com/en_JP

SALOMON

サロモンのバックパック

背中、スースー。

出張や旅行に行くときは、大概バックパックを使います。単純に両手が空くから行動しやすいので。ゆえについつい40L前後のパックには食指が動きます。なかでも最近気になっているのが、〈サロモン〉のハイキング用バックパック「AEROTREK」シリーズ。カラダの動きに追従する背面フレームによる極上のフィット感に加え、背中に触れる部分には軽量メッシュレイヤーを採用。圧倒的な通気性により、行動中の背中の蒸れを防いでくれます。また、フラスクを収納できるハーネスや、サイドのメッシュポケットなど、スムーズな補給を可能にしてくれる嬉しいディテールも盛り沢山。それでいて価格はご覧の通りリーズナブル。ちなみに容量は、この他に20Lと30Lもスタンバイ。用途に合わせてチョイスしてみてはいかがでしょう。
¥24,200

サロモン コールセンター
050-1720-4849
salomon.jp

村松諒

だるま。

先日、案内されたのは、門前仲町の繁盛店。酒も肴も最高で、ふと壁を見たらドラマ『今夜はコの字で』のポスターが! 恵子先輩がいたと思うと、飲んでいたチューハイが二割り増しで美味く感じられました。

eYe JUNYA WATANABE MAN

アイ ジュンヤ ワタナベ マンのジャケットとパンツ

ファッションのおもしろさ。

時の経過が物語るインディゴの風合い。成熟し切ったオーセンティックなフォルム。さぞ立派なヴィンテージデニムかと思いきや、実はこちら、転写プリントで表現されたジャケットとパンツ。このリアルな姿はそれもそのはず、フイナムでもおなじみの古着店「ベルベルジン」が所有する、〈リーバイス®︎〉の貴重な品々をモチーフにしているから。〈eYe ジュンヤ ワタナベ マン〉といえば、これまでさまざまなブランドとタッグを組んで服づくりをしてきましたが、古きよきものを転写プリントで再現するというデザイン手法は、今後もいろいろな可能性がありそうです。ファッションのおもしろさを感じさせてくれる〈アイ ジュンヤ ワタナベ マン〉×〈リーバイス®︎〉×「ベルベルジン」のスペシャルアイテム、ぜひ店頭でその姿を確かめてみてください。
ジャケット ¥88,000、パンツ ¥66,000

コム デ ギャルソン
03-3486-7611

Woolrich Outdoor Label

ウールリッチ アウトドアレーベルのジャケット

余韻に浸る間もなく。

取材ではじめて訪れた愛知の寒狭川。そこには二人のプロフライフィッシャーが待っていました。釣りの世界で有名な杉坂ブラザーズです。あいにくの冷たい雨が降る天候にも関わらず、アマゴという魚をいとも簡単に釣り上げるテクニックにびっくり! 話を聞いたら、その技術はかなり論理的で、川の流れと魚のライズなどを見て、川での立ち位置やリリースするポイントを決めるのだとか。キャッチーな二人の見た目にも魅了されてしまいました。当日、兄の友大郎さんが着たのが、この〈ウールリッチ アウトドアレーベル〉のウェーディングジャケット。「GORE-TEX C-KNIT バッカー」を使った防水シェルで、フィッシングでも使えるように着丈の短いデザインになっています。胸に付く毛鉤用のラムボアが〈ウールリッチ〉を示す羊型になっているところがユニーク。取材の成果はこちらの記事でチェックを。実はこの日の取材後、フォトグラファーのクルマで東京に戻っていたら、まさかの雪! 東名や国道が通行止めで急遽、三島駅からこだまで帰るハメに。でも、いい取材になったからよしとしよう!
¥99,000

ウールリッチ アウトドアレーベル
www.woolrich.jp
Instagram:@woolrich.outdoorlabel

GREGORY

グレゴリーのバックパック

新しい旅の相棒。

先月末、出張でパリに行きました。旅のお供に選んだのはスーツケースと、やや大きめのトートバッグ。後者は飛行機の機内持ち込み用で、これにノートPCや本、スエットパーカとか、アレコレ欲張って入れたら割とずっしり。空港のカウンターまではスーツケースの上に乗せて楽々運べたからいいけど、チェックインしてからが大変でした。重いバッグを片手に搭乗ゲートへ向かい、旅先の空港に着いたら今度はそれを持って入国審査の長蛇の列に。バッグを持つから、必然的に両手は片方しか開かないし。バックパックにしなかったことを少し後悔したんです。それで目をつけたのが〈グレゴリー〉の新作。「ジョーブレイカー」というシリーズのもので、いつもよりも大きめのパーツを使ったところが特徴。大きくなった分、荷物が出し入れしやすそうだし、たくさんポケットがあるから小物の持ち運びにも便利だなと。容量25リットルのちょうどいい大きさで、出張をはじめ、日常のさまざまなシーンで活躍すると思います。このソリッドなジェットブラックが個人的な推しですが、他に二色用意されています。次の旅の相棒はコレで決まりかな。
¥24,200

グレゴリー/サムソナイト・ジャパン
0800-12-36910
www.gregory.jp
Instagram:@gregoryjapan

Paul Smith

ポール・スミス×リーボックのスニーカー

一生の思い出。

先日、京都で行われた〈ポール・スミス〉のイベントに参加しました。それはガーデニングブランド〈ニワキ〉とのコラボアイテムの発表会。これに合わせて来日したポール・スミスさんは、ロングフライトの疲れを一切見せず、顧客や関係者と歓談&記念撮影するなど元気いっぱい。そんなポールさんにインタビューする機会に恵まれ、話を聞いていたら、突然、彼がぼくの足を両手で鷲掴み!「これはイギリスでなかなか手に入らないから私は持ってないんだよ〜!」と嘆きました。〈リーボック〉の名作「クラブC」を〈ポール・スミス〉がアレンジした、写真の一足のことです。レトロさのあるクリーム色や、ソールにさり気なくあしらわれたシグネチャーストライプがぼくのお気に入りのポイント。イギリスの名門同士がタッグを組んだスニーカーは、他に二色あります。ポールさんの分まで大切に履こうと心に誓った出来事は、一生の思い出になりそうです。
¥33,000

ポール・スミス リミテッド
03-3478-5600
www.paulsmith.co.jp
Instagram:@PaulSmithJapan

鈴木悠介

傘の扱い方。

先日呑みの席で「傘の扱い方でどんなひとか見てしまう」という話に。例えば歩くときに先端を斜め後ろに向けない&電車の中で他人様に触れないようにする、ビニール傘でも自分のものとわかるように柄の部分に印などをつけているかどうかなど。服装などの身だしなみも大切ですが、こういった心遣いのほうがとても大切だったりすると思いました。

Diaspora Skateboards

ディアスポラ スケートボーズのチェックシャツ

春夏のユニフォーム的な。

春は長袖シャツ or Tシャツ+カーディガン、夏になればタンクトップ+長袖シャツ。昨年から春夏はほぼ毎日、こんな感じで同じような格好をしています。シャツを選ぶのは、襟がついているとちゃんとした社会人風になんとなく見える気がするという理由も。そうなると必然的に長袖シャツの登場回数が増えてくるなか、クローゼットの中から1番袖を通す機会が多いのは〈ディアスポラ スケートボース〉のもの。ここ2年ほど続けてリリースされているモデルで、自分の身長&体重だとLサイズがタイトでもオーバーサイズでもなくジャスト。現在クローゼットには同モデルの無地とチェック柄が計3枚(秋冬用を入れたら4枚)ありますが、今年も新たに1枚GETさせてもらいました。フェイクプルオーバー仕様や形はこれまでと同じようですが、生地がCOOLMAX®と綿麻を混合したストレッチ素材からコットンへ変更。着心地がどう変わるのかは楽しみなところです。カラーは写真の2色がデリバリーで、自分はブルーをチョイスしました。
¥19,800

ディアスポラ スケートボーズ
Instagram:@diaspora_skateboards
diasporaskateboards-shop.com

凸凹。

凸凹。のMIX CD『Shaggy bUg』

ただの大ファンです。

はじめて凸凹。のお二人のDJを目&耳にしたのは、3年くらい前でしょうか? どこでかは記憶にありませんが、その後も気になり何度かDJを楽しませてもらっていました。その間にクラブや居酒屋で「凸凹。、かっこいいですよね」なんて話を何人かとしていたら、世の中は案外狭くてラッパーのFrbが知り合いと判明。ならばと後日吉祥寺の「Cheeky」で凸凹。が出演されていたパーティへ遊びに行き、紹介してもらいました。お二人を見ていて1番思うのは、本当に楽しそうにDJされますね、ということ。先日「ENTER」でお二人が出番前にフロアでめちゃくちゃ仕上がっていらっしゃって、“この後DJ大丈夫ですかね?”なんてFrbと話していたのもいらぬ心配。ブースに入ればきっちりぶちカマしまくっていました。これまでSOUNDCLOUDにLive MIXはありましたが、ついに初となるMIX CD『Shaggy bUg』がリリース。内容はもちろん最高ですが、仕事中に聴くとそれどころじゃなく遊びに行きたくなってしまうので、聴くタイミングは要注意。
¥1,650

YaYa子
Instagram:@_ya_p

MiИAMi
Instagram:@minamiymg

KENJI SATO

佐藤憲治の本『53/100』

継続は力なり。

小さいころから同じことをコツコツ続けることが苦手です。習字やピアノをやり続けているおふくろから「そんなんじゃ人生損するわよ」と言われ、飽きっぽいと人生損をするのかとたまに考えてみたり。そんな中、昨年木彫り熊について取材をさせていただいた黒磯の「ルームス」さん。木彫り熊に対しての知識は皆無だったので、店主の川瀬さんに色々と教えていただきました。店内奥の木彫り熊コーナーを拝見すると、多くを占めるのが旭川を拠点に活動される彫刻家の佐藤憲治さんの作品。木彫り熊の歴史はおよそ100年と言われ、その内53年間も木彫り熊を彫り続ける佐藤さんは、巨匠そのもの。こちらの1冊はそんな佐藤さんの半世紀を超える制作活動と半生が、作品やご本人の写真とインタビューで160ページにわたり収録されています。53年間も彫り続けて家族を養うなんてすごすぎて、自分の想像力では足りずにページをめくるたび勉強になることばかり。自分が納得できるかどうかの承認欲求とは無縁の世界、ただただ憧れます。
¥3,800

ルームス
Instagram:@roomsifs
rooms.official.ec

BAUM

バウムの日やけ止め用乳液

おじ対策。

知り合いの二回りほど年下の女性からクラブで「鈴木のおじ」と呼ばれ、「お黙りください」と心の中で思いながらも、その場の空気を読んで笑い流せるくらいは年を重ねました。実際に40歳を超えたので世間一般的には正真正銘のおじさんなんですが、10~20代のころから興味の対象や生活そのものに大きな変化がないので、良いのか悪いのか自覚に欠けている気がします。ただ、ルッキズムに対し厳しい目が向けられるご時世にアレですが、おじさんが見落としがちな他人さまに不快さを与えない清潔感は意識しないといけないなと思うところ。そんな時にフイナムの有料会員サービス「コミューン H」の「ハングアウト」で、エイジングケアの企画をやることに。その中で〈バウム〉は“樹木との共生”をテーマに掲げ、一部に〈カリモク家具〉とコラボしたパッケージや瞑想を提唱している点などに興味が湧きました。ということで、シミや乾燥などの原因となる環境ダメージを防ぐ日焼け止め用乳液から、まずはおじ対策をはじめてみます。
¥5,500

バウム
Instagram:@baum_global

脇山修平

さくら。

先月はうめで、いまはさくらの季節です。いろんなさくらをバンバン見かけます。咲いてようが、咲いてなかろうが、さくらはさくらなのです。栃木県内でさくら市は幸福度の高い街ランキング1位だし、この3月に休館してしまう「DIC川村記念美術館」があるのも佐倉(さくら)市(庭園のさくらが綺麗)。いないで欲しい方のさくらは、漢字で偽客と書くようです。さくらの季節ですね。

Thailand Post Mart

タイ国営郵便局のキャップ

2色買い。

髪を切りたて以外はだいたい帽子を被っています。理由は寝グセを直すのが面倒くさいから。今後は減る一方な気がしますが、生まれつき髪の毛が多いんです。そういえば、毛 100%なんていう表記もありますね。あれはとりあえず何かしらの動物の毛ってことらしいです。アバウトですね。話を戻すと、つい帽子を買ってしまうということです。これはタイの中央郵便局の端にあるお土産売り場で買ったもの。パッキングされた状態で売られているところにグッときました。お気に入りは赤。まったく共和党派ではないのですが、ちょっとだけそう見えてそうです。これを被るようになってから、赤い帽子のひとを見ると仲間だと思ってしまうようになりました。色って大事ですね。
各฿230

Thailand Post
www.thailandpost.co.th/en/index/
Instagram:@thailand

Le Labo

ル ラボの香水

新しい香り。

出会いと別れの季節なんていわれている春は、なにかを新しくしたくなります。〈ル ラボ〉の「ユーカリプタス 20」も、おそらく、そんな存在だったのかなと。個人的にパチュリ系の香りが好きなのですが、これは少し違うタイプです。重すぎず、軽すぎず、絶妙な温かみのある香りが、ユニセックスな感じでとてもいい。香りには、ラブダナム、シダーウッド、ムスク、フランキンセンスなどが名を連ねています。少し煙っぽいような、レザーっぽさがありつつ、清潔感も感じさせてくれるのです。万人受けがよさそう、なんて言葉は褒め言葉か分からないのですが、これを嫌と言うひとは少ないんじゃないかなと。簡単にいえば、第一印象からずっといい感じなのです。落ち着き感のある深み、使ってみるとクセになります。いつも悩む文字入れは、誕生月の2月だったので水瓶座を。このハマりがとてもよくて、毎年やろうかなと。
¥30,800[50ml]

ル ラボお客様相談室
www.lelabofragrances.jp
0570-003-770

ROSEROMPSTUDIO

ローズロンプスタジオのパンツ

太れます。痩せれます。

流されてゆこうと唄ったのはエレカシの宮本さん。そのワードを思い出したのは、少し前に行ったタイ取材でした。取材場所の目星を着けながらも、現地でおすすめを聞いて気になったら行ってみるとか、そんな感じです。少しぐらい遊んじゃってもいいよねなんて考えていましたが、ずっと取材のために動いてた気がします。これを買ったのは「MADBACON」のオラダが教えてくれた「HIDE.」というセレクトショップ。タイのブランドなんですが、ここのパンツはどれも腰のボタンで27〜33インチまで対応できるつくり。男女でシェアしたりしてもいいのでは?とググったところ、日本では「イエナ」で取り扱いがあるようです。そうそう、この写真を撮ってくれたのはフォトグラファーの宮本さんです。
฿1,950

HIDE.
www.hide-selected.com
Instagram:@hide.selected

DEN SOUVENIR

デン スーベニアのTシャツ

BKK。

まだまだアウターが必要そうですが、Tシャツを紹介しようと思います。またかよって思われそうですが、これもまたタイで買いました。買ったお店は「DEN SOUVENIR」。スーベニアTシャツです。本拠地はチェンマイですが、バンコクにも小さなお店があります。実はこれ、2日かけてそこで買いました。というのも、最初に訪れた日は定休日だったんです。水曜から日曜しか営業していないんです。正にアメージングタイランド…。そのくらいでいいですよね。それで諦めればいいところを、わざわざ翌日にもう一度訪れて、これがいいなと。でも、まだ着ていません。寒いので着れません。それでもこのTシャツを紹介したのは、早く暖かくなってほしいからなのです。
฿1,590

DEN SOUVENIR
www.densouvenir.com
Instagram:@densouvenir

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