②FOOD 地元民に愛されるお店で舌鼓を打つ。

食事は旅の醍醐味だから、絶対にハズレを引きたくない。それなら、ローカルのひとたちも集まる飲食店に行ってみよう。お店の雰囲気とか、スタッフやお客さんも含めて、センスのいい場所ばかりでした。
Recs 6チョコで味わう、沖縄県産さとうきび。

カカオ豆の仕入れからチョコレートの製造までを一貫しておこなう“Bean to Bar”は、産地によって異なるカカオ豆の風味を楽しめることから人気ですが、「TIMELESS CHOCOLATE」がそれにプラスして表現するのは、地元で採れた黒糖や島ザラメを使用した、沖縄らしい味わい。オーナーの林正幸さんは、特に黒糖の可能性を見いだし、今後は黒糖のテロワールを世界に発信したいと話します。ショップに併設するカフェでは、チョコレートやカカオを使ったドリンク、アイスクリームも提供。沖縄のさとうきびの魅力に、改めて気づけるお店です。
竹内: 同じ沖縄県産の黒糖でも、こんなに個性が違うなんて。チョコレートドリンクは濃厚でおいしかった! ぼくもカフェを運営するうえで学ぶことが多かったです。
PROFILE
住所:沖縄県中頭郡北谷町宮城3-223
TEL:098-923-2880
営業時間:9:00~18:00 (L.O. 17:00)
Instagram:@timelesschocolate
URL:https://timelesschocolate.com/
Recs 7奥深き、進化系沖縄そば。

地元のひとに、おいしい沖縄そばが食べたいと言ったら、教えてもらったのが「金月(きんちち)そば」。行ってみると、ランチタイムを過ぎているのに行列が。食べたら、その人気に納得でした。いままで食べた沖縄そばとは、味わいがまったく違うんです。麺は国産の小麦と「沖縄小麦・島麦かなさん」を使った自家製の生麺でモチモチとした食感。出汁はカツオやサバやトビウオなど8種類の魚節を使用した化学調味料不使用で、あっさりとしていて飲み干してしまうほどうまい。沖縄の炊き込みご飯、ジューシーも忘れずに注文を。
2BOY: いままで食べた沖縄そばのなかでも、衝撃的なくらい1番おいしかった! 化学調味料不使用のこだわりから、薬味に紅しょうがじゃなくて生姜を使っているのも、いいアクセントでした。
PROFILE
住所:沖縄県読谷村喜名201
TEL:098-958-5896
営業時間:11:00〜16:00
Instagram:@kintitisoba
URL:https://kintitisoba.com/
Recs 8絶景とともに味わうコーヒーとベーグル。

「Aloha Blossom Inn / Long Beach Gallery」の1階にはカフェが併設。店名に“1日の余白を贅沢に”という意味を込めている「Margiche Coffee×Bagel」は、まさにその通りの過ごし方にぴったりです。オーシャンビューを眺めながら「ORRS」の佐藤さんが作陶したマグで飲むコーヒーは格別で、その至福のひと時はこの場所ならでは。コーヒーとの相性のよさを追求したベーグルは6種類用意され、読谷村の名産である紅芋を使用したものも。アーティストの展覧会を見終わったら、コーヒーとベーグルを堪能しながら余韻に浸れば、1日の余白がさらに贅沢な時間となるでしょう。通販では手に入らない〈アロハブロッサム〉のシャツも販売されているので、ギャラリーが休館でも足を運んでみて。
PROFILE
住所:沖縄県読谷村長浜815-3
営業時間:7:00~15:30
定休日:水曜
Instagram:@margiche_coffeeandbagel
Recs 9本場の味でニューヨーク気分。

外国人居住者が多い北谷町は、まるで海外のような街並み。歩くだけで異国情緒を感じられますが、味覚でも楽しみたいなら、「Big Knot Clothing & Cafe」へ。ニューヨークの屋台で食べられるソウルフード、チキンオーバーライスがこのお店の看板メニューで、フィッシュオーバーライスやシュリンプオーバーライスもラインナップしています。周辺に住むアメリカ人からも好評で、本場の味と太鼓判を押されるほど本格的。BGMにはニューヨークのHIPHOPが流れ、さながら現地にいるかのよう。同店のアパレルショップが隣接し、ストリートブランド〈ブラックフレーバー(BLAQ FLAVOR)〉や沖縄を拠点に活動するアーティストを擁するレーベル「Bigknot Records」も手がけるカルチャーショップとして、沖縄のストリートシーンを盛り上げる存在でもあるんです。
PROFILE
住所:沖縄県中頭郡北谷町北谷2-2-10
TEL:098-953-3756
営業時間:11:00〜21:00
定休日:水曜
Instagram:@bigknot098
Recs 10ニュージーランドと沖縄を感じるカフェ。

読谷村にある天浜(てぃんぬはま)は、約1kmにわたって白いビーチが広がる静かな穴場スポット。そこで遊び疲れたら、さとうきび畑を抜けた先にある「PEOPLES」でコーヒーを飲みながらゆっくりと過ごすのがおすすめです。店主の新垣光太さんはニュージーランドの大手コーヒーロースターで働いていた経歴を持ち、メニューにその片鱗がちらり。オセアニアで人気のコーヒー、ピッコロやフラットホワイトから、ニュージーランドのカフェの定番チーズスコーンまで揃い、沖縄らしい黒糖キャラメルを使ったラテやスコーンも取り扱っています。
大道寺: ニュージーランドらしさと沖縄らしさを感じられるメニューが新鮮でした。地元のひとたちが通っていて、居心地がよかったです。
PROFILE
住所:沖縄県読谷村波平2136
営業時間:7:00〜17:00(L.O. 16:20)
定休日:不定休
Instagram:@peoples_coffee_yomitan