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ヒップな沖縄ガイド。伝統・流行・大自然にまるっと触れる旅。
Getaway of fresh blue

ヒップな沖縄ガイド。伝統・流行・大自然にまるっと触れる旅。

南国の気候、独特な文化、ゆったりと流れる時間。ご存じのとおり沖縄は日常のアク抜きにぴったりですが、旅行の計画を練ってみると悩ましい問題が。そう、魅力が溢れすぎ! 心が惹かれる場所は数あれど、限られた日程のなかで訪れるべきは――読谷村を拠点に、気になるスポットや地元のひとからのレコメンドを巡った2泊3日の男旅。ヒップな視点で厳選した、カルチャー・フード・アクティビティの3カテゴリーでお届けします。

  • Photo_Fumihiko Ikemoto
  • Text_Shogo Komatsu
  • Edit_Yosuke Ishii

③ACTIVITY 美しい海の上で悠々と釣りを。

せっかく沖縄へ来たなら、海を満喫したくなるのは当然のこと。ダイビングやシュノーケリングもいいけれど、もっとのんびりと楽しみたいのが大人の本音。沖縄の海にはロマンがあるから、釣りこそ男旅の最適解です!

南国の魚を狙って。

沖縄は、釣り人が憧れる魚種が豊富。マグロやカジキやGT(ロウニンアジ)といった夢の大型魚を狙えるし、レッドモンスターと呼ばれる大きいアカイカも人気のターゲットです。そんなロマンあふれる大物に挑戦するのも男同士の旅なら楽しいし、沖縄らしい南国カラーの魚が釣れただけでもテンションが上がることは間違いないでしょ。

3人は、友人から誘われて、アジやタチウオを釣りに行ったことがあるそうで、この旅でも釣りを楽しみにしていたみたい。どうやら、大物を釣ろうと気合いが入っている様子です。船に乗り込んだら40分ほど船を走らせ、ポイントを目指します。

普段よく行く関東圏の海とは、段違いに鮮やかな青い海。空は薄い雲がかかっていますが、視界のほとんどが気持ちいい青に染まっている見事な景色です。波は穏やかで、船が心地よく揺れています。もうこれだけで満足度が高く、日常生活で気づかぬうちに身につけた重い鎧を脱いだ気分。

最初のポイントに到着。大型魚を狙いたいところですが、まずは手堅く釣果を残そうと、エサ釣りからスタートすることに。複数の針にエサとなるイカやエビを付けた胴突き仕掛けで、五目釣りをやってみます。水深は60〜70m。底まで落として、サンゴ礁に隠れている魚との駆け引きです。

次々に釣れる、種類豊富な魚たち。

しばらくすると、2BOYさんの竿に反応が! と思ったら、竹内さんと大道寺さんも続々とヒット! 最初に誰が釣るのかと思っていたら、まさか同じタイミングでした。釣れたのは3人ともフエフキダイ。

2BOY: 根がかりかと思ったら、力強く引っ張られて。引きの強さから想像したより小さかったです。

竹内: 2人に先に越されたくないと思っていたら、同じタイミングで釣れたからよかった。次はサイズアップを狙いたいです。

大道寺: 2人がヒットしたら、こっちにも反応が。ツンツンとエサを突いている感覚があっておもしろかったです。

好調な出だしに手応えを感じた3人は、再び仕掛けを底まで落とし、さらなる1匹を誘います。次にヒットしたのは竹内さん。またフエフキダイが釣れたとおもったら、2BOYさんはダブルでフエフキダイ。

釣れたのは嬉しいけれど……違う魚種を釣りたいから、ポイントを移動します。 新たなポイントで最初に反応があったのは2BOYさん。下顎にひげが生えているオジサンが釣れました!

2BOY: 沖縄らしい鮮やかな色ですね。海面まで上がってきたら、青い海に赤い魚が見えて、テンションが上がりましたよ。

そして、竹内さんの竿が、これまで以上に大きくしなり、大道寺さんと2BOYさんも思わず竹内さんに駆け寄ります。釣れたのはメガネハギ。サンゴ礁に生息していて、お呼びじゃないのにエサに飛びついてきちゃう魚です。大道寺さんと2BOYさんも、メガネハギをキャッチ。

沖縄らしい釣りを大満喫。

大道寺さんと2BOYさんは気分を変えて、ルアーにチャレンジ。回遊している青物を狙ってみます。

大道寺: いままでエサ釣りしかやったことがないから、初めてのルアーです。この環境でキャストするだけでも気持ちいいですね。

2BOY: ぼくも初めてのルアー。うまく投げられると楽しいし、なんだか釣れそうな気がしちゃってます。

しかし、ルアーには反応がなく、またエサ釣りに戻します。少しすると、大道寺さんにはメイチダイがヒット。

好調に釣れる3人。竹内さんは、柄が綺麗なヨスジシフエダイが釣れました。

こちらも鮮やかな柄が綺麗なアヤメエビスを釣った2BOYさん。

関東では釣れない、南国らしいカラーリングの魚が続々と船上に上がります。そろそろ帰港の時間が迫ったところで、今日イチの大物を竹内さんがフィッシュオン。

沖縄ではジセイミーバイとも呼ばれる高級魚アザハタです。立派なサイズ! こうして終了の時刻。3人とも沖縄の海を楽しんだようです。

竹内: 最後の最後に満足できる1匹が釣れて嬉しいです! もっと大きいサイズが釣れると思っていたけど、まあ満足。景色が気持ちよかったし、リフレッシュできました。

2BOY: 大物が釣れなくて残念。リベンジでまた沖縄に釣りをしに来たいですね。いい意味で、やり残した気分。楽しかったし、同じくらい悔しさも感じています。

大道寺: 沖縄で釣りをするのは初めてで、この綺麗な景色のなかで釣りができて楽しめました。関東じゃ見かけない沖縄らしい魚も釣れたし、釣りの奥深さも改めて体感できてよかったです。

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