1980年代のPOPEYEを支えた編集者・アーティストの御供秀彦さんが、今年の5月に急逝されました。この度、彼の追悼イベントとして、御供さんが80年代に手がけた西麻布のクラブ「TOOL'S BAR」を復活させます。

晩年は長野県・諏訪湖を拠点に、ポエトリーリーディングやステッカーを使ったコラージュアートを制作するなど、よりアーティスティックに活動されていたという御供さん。今から18年くらい前、東京の夜は水商売まっさかりでカフェやバーが流行り、六本木には3,500円で2DRINKのチケットのディスコであふれていました。俗に言うバブル全盛。お金と安定という人間が所有する、もっともエネルギッシュな時代でした。そして、人間が人間らしく交差できる場所として誕生したのが「TOOL'S BAR」です。

イベント当日は、人との出会いを一番大切に考える御供さんの思いを継承するべく、御供さんと親交の深いメンバーが大集結。80年代の記憶が今に蘇ります。そこに行かないと楽しめない、そこに行かないと出会わない人間。集まる連中は紹介し合い、新たな友だちを作っていく。酒を呑むだけのBARじゃない、文化と人と人の出会いの場。またとない機会です。ぜひ会場へ足を運んでみてください。