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5種類のルックをひっさげて、ニューブランド〈バント〉がデビュー。

5種類のルックをひっさげて、ニューブランド〈バント〉がデビュー。


「洋服とはコミュニケーション手段である」と謳うのは、16SSシーズンにデビューを果たすファッションブランド、〈バント(bunt)〉。その由来は野球の「バント」から来ており、彼らが打ち出すメッセージを読み解いていくと、ブランド名と深くリンクする「繋ぎの美学」に気付きます。


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洋服は自身のアイデンティティを証明し伝える手段であるとして、あくまで「人」が前面に立つプロダクトづくりを徹底。その姿勢を裏付けるように、前代未聞の5種類のルックブックを作成し、さまざまな人が着用することで多様に変化する服の立体的な印象を見事に立ち上げています。王道のファッション感、少女のアンニュイなワンシーン、そして普通の人が普通に着る日常など、それぞれ異なる魅力にあふれています。


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一方、生産体制にも同様の姿勢が貫かれています。「バントにより走者の進塁を目指すように、職人やクリエーターへ実質的なアプローチとヘルプを行い、相互意義のあるプロダクトを生む。工業化が進み、モノに差異がない今の時代にこそ、人の手を感じる心あるプロダクトを。」として、国内のさまざまな職人や工場の技術に基づいた生産体制がとられています。

和紙や炭を原料とした生地や、ブルーベリーを用いた草木染めを用いるなど伝統的な技術も積極的に採用。ブランドのアイコン・アイテムと言えるテーラードジャケットに関しては、世界最高峰のスーツ地を織る葛利毛織にて80年前から動き続ける(!)ションヘル織機によるオリジナル生地を用い、サヴィルロウで経験を積んだ若手女性テーラーSHEETSの森田氏が製作ディレクションに携わるなど、そのこだわりは並大抵のものではありません。


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「nonverbal communication wear(非言語コミュニケーションウェア)」と銘打つプロダクトには、服が本来持つ楽しみや喜びが詰まっていると言えるでしょう。とはいえ、あくまでデイリーに活躍するシンプル&クリーンな仕上がりは、理屈を抜きにして広く愛されるポテンシャルを秘めています。10月1日〜3日の間、16SSコレクションの展示会が一般公開されるので、ぜひ足を運んでみてください。技術と文化を次の打席に繋いでゆく。そんな思想を胸に秘めながら洋服を選ぶというのは、なかなか乙なものです。


Text_Taiyo Nagashima

DOVEWORKS.

住所:渋谷区神宮前2-6-6秀和外苑レジデンス304
電話:03-5772-5454
info@dove-works.com


bunt 16SS展示会

場所:SOCIAL TOKYO 
住所:渋谷区渋谷1-22-5 1F
期間:10月1日 (木) 〜 10月3日 (土)
時間:11:30〜20:30
http://bunt.jp/

※3日 (土)にはビスポークテーラーのSHEETS森田氏を招き、採寸をして体型に合わせたジャケット、スラックスのオーダーが可能。

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