ワコマリアの写真集プロジェクト第四弾は、小浪次郎が熱く儚く撮り下ろし!
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2年7ヶ月に渡り継続してきたタブロイドシリーズの最終巻「0」と、若木信吾の写真展。
2009年に金沢21世紀美術館脇にオープンした「SLANT」。国内外問わず、さまざまな領域の展覧会を開催したり、ときには出版も行うギャラリーですが、そんな「SLANT」が「5」から「4」「3」「2」「1」とカウントダウン形式で発刊してきたタブロイドシリーズの最終巻、「0」を刊行します。
2013年1月に刊行を開始し、石塚元太良+田附勝、石川直樹、飯田竜太、田中貴志、奈良美智+石川直樹といった、さまざまなジャンルの作家をとりあげ、それぞれの作品世界をタブロイドならではの紙質の妙味とサイズ感を活かしたエディトリアルデザインで表現し、話題を集めてきました。
「0」では、ドキュメンタリー、コマ―シャル、アートの垣根を飛び越え、幅広い活動を繰り広げている写真家、「若木信吾」をフィーチャー。彼の生まれ育った浜松市の鴨江アートセンターで、2015年10月10日(土)から開催される「若木信吾写真展XX」にあわせて刊行されます。写真展会場では、来場者にタブロイド紙「0」を無料配布するそうです。
若木氏は、1997年に出版された初めての作品集「Letʼs go for a drive」以来、原点であり代表作となる自身の祖父を10年間撮り続けた「Takuji」、幼なじみの日常生活を撮影した「英ちゃん弘ちゃん」など、ドキュメンタリー的手法を駆使したポートレイトを発表してきました。「出会っては撮る」ことで積み重ねてきた20年のキャリアをひもとくこの展示会。タブロイドシリーズを締めくくるのに相応しい場と言えるでしょう。
なまなましい「感情」を捉えた一枚一枚は、写真というフォーマットのゆたかな可能性を今一度再確認させてくれます。ご存知の方も、そうでない方も、この機会をお見逃しなく。
若木信吾写真展XX
会場:鴨江アートセンター
住所:静岡県浜松市中区鴨江町1番地
会期:2015年10月10日(土)~11月3日(火・祝)
時間:9:30~21:00
入場:無料
問い合わせ:053-458-5360