いよいよ来年2月に発表が迫ったグラミー賞。つい先日、その主要2部門含む全7部門でノミネートされたばかりのR&Bシンガー、ザ・ウィークエンドをご存知でしょうか？

2010年にインターネット上にアップしたデモ音源が話題となって、すぐさまメジャーレーベルへ移籍。これまでに『トリロジー』『ビューティー・ビハインド・ザ・マッドネス』という2枚のアルバムをリリースしており、今年の4月に開催された米最大級の野外音楽フェス「コーチェラ」ではトリを務めるなど、アメリカで今最も注目を集めているシンガーなのです。

そんな彼、実はファッション業界との繋がりもかなり深く、自身で〈XO〉というブランドを手掛けたり、『GQ』誌にて〈アディダス オリジナルス バイ カニエ・ウエスト イージー シーズン1〉のイメージモデルを務めた経歴を持つほど。後者は、カニエ本人の熱いラブコールから実現したのだとか。

先に挙げたコーチェラでも、公私ともに親交のあるアレキサンダー・ワンのオフィシャルインスタグラムアカウントをジャックして、彼の視点から見たフェスレポートを敢行したりと、ファッションとアート、そして音楽の融合を、より現代的な手法で提案してみせました。そしてこの件をきっかけに、今回紹介する〈XO〉と〈アレキサンダー・ワン〉のコラボコレクション〈ワンエックスオー（WANGXO）〉が誕生するに至ったわけです。

展開されるアイテムは、Tシャツやフーデッドパーカ、ハイカットスニーカーなど。ザ・ウィークエンドの歌詞と〈XO〉のロゴを組み合わせ、『Beauty Behind the Madness』の世界観を表現したグラフィックを載せることで、ラグジュアリーながらストリート色を残すコレクションにまとめ上げ、見事に両者の魅力をひとつにしました。

ちなみに、先日来日公演を行ったことも記憶に新しいサム・スミスも、グラミー賞受賞前まではここ日本では早耳の音楽ファンにのみ支持されるシンガーの一人でしたが、4冠達成をきっかけに大ブレイク。ザ・ウィークエンドも同じ道を辿る可能性が高いだけに、今から注目しておいて損はないはず。

同コレクションを購入できるのは「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」と青山の「アレキサンダー ワン」のみとなっているので、今のうちにチェックしておきましょう。