〈ジャスティン デイビス（Justin Davis）〉の新作コレクションキャンペーンがリリースされています。モデルに起用されたのは、90年代からファッション・シーンの第一線で活躍し続けている「トニー・ワード（Tony Ward）」。ジュエリーというアイテムの存在そのものに問いかけるかのようなメッセージと、それを見事に体現したルック、そして枯れたセクシーを漂わせるトニーの姿は、まさしく必見の出来栄え。

今回のキャンペーンテーマは「Friends,Coffee,Lies,and,Cigarettes/友とコーヒーと嘘とタバコ」。"ジュエリーを身に付けることは、自分にとって嘘か真実か？ジュエリーに飾られた自分は嘘の姿か、真実の姿か？日常に潜む「嘘」と「真実」を見抜くための生き方を、ジャスティン・デイビスを身に付けることで貫いて欲しい。そういう存在でありたい。"という、ジュエリーのメタを問うかのようなコンセプトに、同ブランドの確固たるアティチュードを感じます。

まさに一生ものと呼ばれるジュエリーだからこそ、その思想性や世界観をしっかりと味わって理解した上で選びたいもの。作り込まれたグラフィックとムービーは、同ブランドが描く世界を存分に表現しており、一見の価値ありです。

とはいえ、世界観を楽しむのとデイリーに着けこなすのは別物。気負うことなく取り入れてみるのが良さそうです。すでに直営店及びオンラインショップで発売中。歴史と物語を擁するジュエリーに、ぜひこの機会に触れてみてください。