クラシックな英国スタイルと、社会性のある独自のデザインを融合させた〈キャサリン ハムネット ロンドン（KATHARINE HAMNETT LONDON）〉が展開する〈キャサリン ハムネット ラボ（KATHARINE HAMNETT LAB）〉が、同じくロンドン発のストリートの感性を活かしたトラディショナルなコレクションを展開する〈サイラス（SILAS）〉とコラボレーション。

スケートボードをツールにアフガニスタンやカンボジアの子供たちに教育を受けるチャンスを与える「スケーティスタン（SKATEISTAN）」へのチャリティを目的とした本コレクション。そもそもは、1984年に発表された、反核や平和をテーマに環境や政治の改革を訴えかけるキャンペーンに始まったもので、冒頭の写真はそのイメージビジュアルです。これがきっかけで「コットン デザイナー オブ ザ イヤー賞」を受賞。瞬く間に知名度は広がり、世界中で販売されるようになりました。そして2015年、新たに発表されたのがこちら。

スケート用語のひとつである"DROP IN"を引用したスローガン「DROP IN SAVE LIVES（＝強い意志を持って飛び込む）」をプリントした本コレクションは、Tシャツをはじめ、ロングスリーブのスウェットやシャツ、同グラフィックを使用したトートバックがラインナップ。さらに「LIVE LIFE SKATE」とプリントされたTシャツも展開されます。

ネームタグは〈キャサリン ハムネット ラボ〉と〈サイラス〉のネームが付いた特別仕様で、スウェットに描かれたスローガンのプリントは染み込み技法を使用。カラーはワードローブに馴染むネイビーとメランジグレーの2色展開となります。トートバッグは、厚手で丈夫なキャンバス地なので、様々なシーンでの活躍が期待できる使い勝手のいいアイテムに仕上がっています。収益の一部は、前述の「スケーティスタン」に寄付される。

ちなみに「スケーティスタン」は、2007年にアフガニスタンで設立されたNGO団体で、女性がスポーツ、教育など男性らしい活動を禁止されているアフガニスタンにおいて、社会進出の機会が少ない女の子たちのために、ポジティブなチャンスを作ることができるスケートボードスクールとして誕生しました。現在ではスケートボードだけでなく、一般教育の授業も行っています。

先見の明で世相を捉え、ファッションという軸でアプローチする〈キャサリン ハムネット ラボ〉。アイテム単体はもちろんですが、是非その背景にある世界観と合わせてチェックしてみてください。絶賛発売中です。