ヴィンテージを徹底的に再現した、レショップ発のフレッドペリーのポロシャツが白眉の出来!
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フレッドペリーに学ぶ英国サブカルチャー。原宿に世界最大のショップオープンです。
今年3月19日、神宮前にオープンする「フレッドペリーショップ東京」。同ブランド世界最大店舗の100坪を超える売り場には、〈フレッドペリー〉の全コレクションが取り揃えてあります。今回のオープニング期間では、イギリスならではのサブカルチャーを存分に感じられる内容になっています。
80〜90年代にかけて、一大ムーブメントを起こしたマッドチェスターやレイヴパーティーなどの英国カルチャーを生み出した場所、工場跡地にインスパイアされた外装も注目です。2階には、アナログレコードが並び、〈タンノイ(TANNOY)〉のメインスピーカーに〈リン(LINN)〉のアナログプレイヤーを組み合わせたサウンドシステムを導入。とことんイギリス産ブランドにこだわっています。
今回のオープン記念として、ブランドと深い関わりのある英国ミュージシャンやデザイナーと手がけた限定アイテム、「トーキョー・スペシャルズ」が3月19日に発売。それぞれに特別な思いやアイディアがつまったデザインは、ファンはもちろん、たくさんの人の手に渡りそうなアイテムたちです。以下6種類を紹介します。
70年代から80年代にかけてのモッズリバイバルの重要人物であったポール・ウェラーが最初に身につけたポロシャツに焦点を当てたアイテム。ワイドな襟と、サイドベンツとフィットしたアームホールが特徴で、1960年代の編み機を使用することで当時の質感を再現したのもポイントです。
1970年代スタイルのVネックセーターは、ザ・スペシャルズのボーカルのテリー・ホールが、ロンドンの雑誌「ザ・ フェイス」の表紙に掲載された姿にインスパイアされたものです。実際に彼が着用していた時期のビジュアルのまま作られていて、深いVネックと英国製ラムウー ル、ワッペンタイプの月桂樹が特徴。
2010年、同ブランドとのコラボレーションを開始したエイミー・ワインハウスは、音楽的な才能と独特のスタイルで知られた英国を代表するアイコンです。サブカルチャーの大事なキーアイテムとなるハリントンジャケットに、短めのフィットとチェック柄に入るブルーのラインが、彼女の面影を感じさせるデザイン。
ブラ―のフロントマン、デーモン・アルバーンは、王道のポロシャツをユニフォームに、90年代のポップシーンを引っ張ってきた人物。60年代に登場したニットシャツをベースにデザインしました。当時はテニスウェアとして着用されていましたが、モッズの間で流行し、サブカルチャーの重要アイテムになりました。ニードルパンチによるティップラインを襟と前立てが、モダンとクラシックが合わさった印象です。
イギリスで映画監督、DJ、ミュージシャンとして活躍するドン・レッツ。70年代にパンクとレゲエを融合させた重要人物であり、音楽界で高く評価されています。今回ドンとコラボレーションしたニットシャツは、自身がよく着用しているゴールドカラーのシャツをベースに、ゴールドカラーの糸を2色使用し、表面感のニット素材でデザインしています。
ファッションとサブカルチャーを融合させて制作活動をする芸術集団、アート・カムズ・ ファースト。彼らと作るのは、フレッドペリーシャツをベースに、モダンなテーラリングとディテールを追及したシャツ。モノクロの月桂樹マーク、背中にお互いのアイコンのプリントで洗練されたイメージに仕上がりました。
各アイテム限定10枚の販売で、アート・カムズ・ファーストとのコラボレーションアイテムのみ、各色100枚限定商品となります。「トーキョー・スペシャルズ」の売上金の一部は、病気、障害、貧困、薬物やアルコール中毒で苦しむ若者を援助するチャリティ団体、エイミー・ワインハウス・ファウンデーションに寄付されます。
イギリスのサブカルチャーとともに歩んできた〈フレッドペリー〉ならではのこの企画、みなさんも英国の風を感じにショップへ足を運んでみてください。限定アイテムも逃さずゲットしておきたいですね。
FRED PERRY SHOP TOKYO
オープン:2016年3月19日(土)
住所:東京都渋谷区神宮前 5-9-6
電話 : 03-5778-4930
営業 : 11:00-20:00(不定休)