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写真は経年変化を遂げるのか? 写真家・濱田晋が表現する「写真という記録物」のあるべき姿。

写真は経年変化を遂げるのか? 写真家・濱田晋が表現する「写真という記録物」のあるべき姿。


「おいおい、素直を過ぎるだろ」とツッコミを入れたくなるほど、純真無垢なスタンスで被写体と向き合う写真家、濱田晋。対象物との距離感を包み隠さずあからさまに映し出してしまう彼のスタイルは、ときとして「う〜む」と使い方に思い悩まされてしまうこともある。


とはいえ、じんわりと心地よく沁み込んでくる作品の多くは、派手さこそないものの、写真という記録物のあるべき姿がきちんと存在している強さがある。だからこそ「う〜む」と思い悩まされたときでも、時間の経過とともに「悪くないな」「むしろいいじゃん」と変化していく。


昨年に行われた個展「それから / and then」は、彼の作品性を知る1人としては実に腑に落ちる命題だったし、そのタイトルに相応しい作品が展示されていた。そして5月には、その巡回展が金沢で行われる。あのとき展示された品々が、どのような経年変化を遂げているのか。昨年の開催から約半年。改めて訪れて観てみるのも悪くないような気がする。もちろん初見の方もぜひ。

Text_Hiroshi Yamamoto

濱田 晋 写真展「それから / and then」
日時:5月3日(火・祝)〜5月29日(日) 12:00〜20:00
場所:NEW ACCIDENT
住所:石川県金沢市香林坊 2-10-1 3F
定休日:火曜日
※3日(火・祝)は営業致します


濱田 晋
www.shinhamada.com

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