フイナムでもお馴染みのショールーム「オーバーリバー」が、ドイツ発のバッグブランド〈バッグジャック（bagjack）〉とタッグを組んで展開している別注コレクション。デビューシーズンとなった昨秋冬も大きな反響を呼びましたが、その第2弾がついに完成しました。

しかも今回は型数が一気に増え、全8型が揃い踏み。並々ならぬこだわりが見てとれる各プロダクトを、詳しくご紹介します。

左は、前回もリリースされたNXL rucksack OC。リモンタナイロンとハイグロッシーナイロンをかけ合わせた佇まいはビジネススタイルにも対応できます。

右のNXL 3way traveller SOCは、今回のコレクションの中でも特にオススメしたいひとつ。〈バッグジャック〉のハイグレードラインNXL（＝ネクストレベル）からリリースされているNXL 3way travellerという、リュック／ショルダー／ブリーフケースの3wayタイプのモデルをベースに、マテリアルをコーデュラナイロンとハイグロッシーナイロン、インダストリアルレザーの3種類に変更。そのおかげで黒単色ながら陰影が生まれ、より奥行きのある表情となりました。機能面に目をやれば、タブレットやノートPCを入れられるスリーブがフロントポケットに追加されています。

上で紹介したプロダクトから一転して白で統一されたシリーズは、軽くて強度のあるリップストップナイロンを使用したもの。ウエストポーチと、背中部分にはタブレットも収納できるワンショルダーバッグが展開されます。

小物も充実しています。実際に軍用装備を開発、提供している「ITW社」のカラビナを流用したキーリングと、車のシート用インダストリアルレザー製のカードケースとコインケース。さらに、〈バッグジャック〉の隠れた名品として名高い「AustriAlpin社」のコブラバックルを使用したガチャベルトも、日本人向けに長さをアレンジされています。

〈バッグジャック〉らしいソリッドなデザインと、かゆいところにまで手が行き届いた機能性が融合した珠玉の別注コレクション。これは手に入れないと後悔しそうです。

ちなみに、冒頭のイメージカットで実際にNXL 3way traveller SOCを背負って自転車に跨がっているのは、〈バッグジャック〉デザイナーのPeter Brunsberg氏であることも付け加えておきます。