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フジロック’25がもうすぐ開催! フェスの必需品チェックリスト。

夏の風物詩となっている「フジロック」。26回目の開催となる今年も、「苗場スキー場」で7月25日(金)〜27日(日)の3日間開催されます。行ったことがあるひとも、初めて行くというひとにも参考になるのではと、持ち物のチェックリストをつくってみました。「フジロック’25」の注目アーティストなど、小ネタも盛り沢山でお送りします。


マストで持って行くモノ。

1.レインウェア

「フジロック」といえば雨ってくらい、ほぼ毎年のように雨が振ります。スキー場=山で開催されるだけに天候が変わりやすいですが、傘の使用は禁止なので、防水透湿性のあるレインウェアの上下か全身を覆えるポンチョは必須です。バッグを背負うひとは両方重ね使いするのもおすすめ。雨だけでなく、防寒にも使えます。

「ストライクトレイルジャケット」と「ストライクトレイルパンツ」は、10デニールの透けるほど極薄なナイロンを使用した3レイヤーの防水シェル。B-1法で耐水圧20,000mm、透湿性40,000g/m²-24hという優れた防水透湿性がありながらも、どちらも150gもないほど軽量です。付属のスタッフサックに入れれば手のひらに収まるサイズ感で持ち運びもラク。ミドルレイヤー次第で秋冬にも使えるのに、セールで安くなってます…!〈ザ・ノース・フェイス〉レインジャケット ¥16,940、レインパンツ ¥13,090(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター www.goldwin.co.jp/tnf/

サッと羽織れるポンチョは、ムレにくくて機能的。単体で使ってもいいし、レインウェアを着てザックを背負い、その上に被るとより雨に強くなれます。リニューアルした「キウスタンダードレインポンチョ 2ND K404」は柄を選ぶのも楽しいし、耐水圧20,000mmH2Oと高い防水性能を誇り、リフレクターが増えたから夜も安心。〈キウ〉ポンチョ ¥7,920(キウ kiu-online.jp/

2.シューズ

一日中歩き回る「フジロック」ではシューズ選びが重要。ゴム製のレインブーツは少しムレやすいので、濡れても不快にならない水陸両用のシューズか、ゴアテックスなどの防水透湿性のあるメンブレンが入ったものを選ぶと快適です。後者は一度水が入ると抜けにくいので、一番のおすすめは前者。サンダルを選ぶなら、怪我予防を考えるとつま先が出すぎていないほうが安心です。ビーサン派もいますが、鼻緒がハズレることもあるので避けるのがベター。

〈キーン〉の代表的な水陸両用モデルを、より軽量かつ優れたクッション性でアレンジした「ハイパーポート エイチツー」。完売した今年の「フジロック」コラボモデルにも選ばれたシューズは、乾きやすく、滑りづらく、抗菌防臭加工でニオイづらいと、欲しいものが全部入り。濡れるのはしょうがないから、不快感を最小限にというひとに。〈キーン〉シューズ ¥15,400(キーン・ジャパン www.keenfootwear.jp/

PICK UP①
初来日の二組がヘッドライナーに。

出演アーテイストタイムテーブルが発表され、初日はDJ・プロデューサーのFred again..、二日目がファンクバンド・Vulfpeck、三日目がVampire Weekendの3組が今年のヘッドライナーに。初日と二日目に初来日のアーティストを並べ、最終日は4度目の出演で来年結成20年を迎えるみんな大好きなアーティストというラインナップです。なかでも注目して欲しいのが、瞬く間にシーンの最前線に出たFred again..。コロナ禍のロックダウン中にリリースした儚げな作品から、フロアライクなダンスミュージック、Brain Enoと組んだアンビエントなど、いまの時代を捉えた楽曲が魅力な彼のアクトは必見です。

  • 3.半袖のトップス

    汗が吹き出るほど暑い会場では、半袖のトップスを選ぶのが正解。着慣れたコットンのTシャツでもいいけれど、吸水速乾性に優れたポリエステルかナイロン、汗冷えしにくいメリノウールだと快適に過ごせます。とはいいつも、レインウェアほどはシビアにならずに、自分が心地よい服で大丈夫。

    ネックラインにリブが付けず、浅めのボートネックに仕上げたメリノウールの半袖Tシャツ。吸湿性や防臭性に優れるメリノウールは、生地に適度な厚みを持たせることで体のラインを拾いすぎず、スマートに着用可能です。同デザインでより夏向きなクールマックス混の薄手バージョン(¥16,500)もあり。〈カレドアー〉Tシャツ ¥18,700(カレドアー caledoor.jp

    メリノウールを使用した半袖シャツは、スクエアカットの裾にゆったりとした身幅のボックスシルエット。両脇にポケットが付いた使い勝手のいいデザインです。同素材のショーツ(¥19,910)もあり、セットアップで着用することも可能。〈コティ ビューティ&ユース〉半袖シャツ ¥23,980(コティ ビューティ&ユース store.united-arrows.co.jp/s/brand/koti/

    4.パンツ

    素材のチョイスはトップスと同じで、ショーツか、ロングのパンツを選ぶかはお好みで。川遊び派にはショーツがおすすめですが、虫には注意が必要です。

    汗に反応して涼しくなる冷却機能や、UPF50のサンプロテクション機能、そして吸湿速乾機能まで。〈コロンビア〉独自の機能がてんこ盛りな「クリスタルロックパンツ」は、テーパードが効いたリラックスフィットでどんな服とも合わせやすい。ストレッチも効いているので履き心地も楽ちんです。〈コロンビア〉パンツ ¥13,200(コロンビアスポーツウェアジャパン www.columbiasports.co.jp/

    ストレッチ性のあるナイロンを使用した〈ケイル〉のコンバーチブルパンツ。ショーツとして履くことができるだけでなく、サイドにあるファスナーを開けて換気もできます。裾にドローコードがあったり、DWRコーティングによる撥水が効いていたり、6つのポケットがあったりと、普通に見えて実はすごく気の利いたデザイン。〈ケイル〉パンツ ¥35,750(ナイスタイム マウンテン ギャラリー www.haveanicetime.jp

    機能性だけを考えるとアウトドアブランドばかりになって面白くない。そんなひとには、「ネペンテス」各店のみで展開されている、〈サウス2 ウエスト8〉へ別注したメッシュ素材にタイダイ柄を落とし込んだ、夏らしいショーツはいかがでしょう? 通気性と伸縮性もありながら、他にはないこのデザイン性が魅力です。やっぱりフェスにはタイダイが似合う。(ネペンテス www.nepenthes.co.jp

    PICK UP②
    山下達郎が苗場へやって来る。

    今年のトピックのひとつに、デビュー50周年を迎えた山下達郎の初出演があります。出番は二日目、26日(土)19時からで会場は「グリーンステージ」にて。是が非でも見に行きたいところですが、三日通し券と一日券はソールドアウト。入場規制間違いなしなので、どうしても見たいひとは早めの移動を。時間が被っているAFRICAN HEAD CHARGEや井上園子も捨てがたい!

  • 5.スマートフォン/モバイルバッテリー

    時間やタイムテーブルを見たり、友達と連絡を取り合ったり、Paypayで支払ったり。いまの時代、スマホは必需品です。そして、頻繁にスマホを使わなくても、電波が悪い分、意外と電池がすぐ消耗しています。スマホとセットでモバイルバッテリーもお忘れなく。

    6.クレジットカード/現金

    会場内はほぼキャッシュレス決済が導入されているので、クレジットカードなどは忘れないように。現金不要に思えますが、電波障害などで使えないときもあるので、現金もある程度持って行くのをおすすめします。


    あるといいモノ。

    7.帽子

    ステージ付近は日を遮るものがないので、持っていった方がよいです。防水だと意外にムレることもあるので、日差し避けに全振りした方が快適に過ごせます。

    普通のキャップでも問題ないけれど、サンシェード付きならより快適に。接触冷感機能がある透湿性のある生地はストレッチも効いているので、不快感が少ないのもポイント。〈マウンテンハードウェア〉キャップ ¥6,930(コロンビアスポーツウェアジャパン www.mountainhardwear.jp/

    PICK UP③
    チケットはお急ぎを!

    前述の通り、二日目と三日通し券は完売済みですが、一日目と三日目の一日券は購入可能です。一日目は、EZRA COLLECTIVEやTYCHOが来日するほか、活動を再開したSuchmos、深夜には坂本慎太郎も控えています。三日目の来日アーティストは、LITTLE SIMZ、HAIM、MEI SEMONESなどが出演。国内からはCreepy Nuts、森山直太朗、kanekoayanoなどのステージがあります。深夜のATSUO THE PINEAPPLE DONKEYもアツい!

  • 8.ミニバッグ/ベスト

    身の回りのモノを持ち運ぶのに、ウエストポーチやサコッシュ、小さめなザックがあると役立ちます。大きすぎても動きづらく、大は小を兼ねません。〜15Lくらいの軽くて取り回しのよいサイズを選ぶべし。手ぶらで動きたい派はベストが便利です。バックパックほどムレずに使えるのに意外と収納力のあるモノもあります。スポーティなのが好きなひとは、トレラン用のを選ぶのも手。

    汗かきのひとは、背中を空けられるウエストポーチが最適。〈パタゴニア〉の「テラヴィア・ヒップ・パック 5L」は、リサイクル・ナイロン素材のリップストップを使用し、一部にメッシュをメッシュを採用することで、より風通しがよくなっています。〈パタゴニア〉ウエストポーチ ¥9,900(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス www.patagonia.jp/

    リュック派には、メッシュのバックパネルを採用していて、長時間の使用でもムレにくい〈サロモン〉の「TRAILBLAZER 10」がおすすめです。快適な背負心地とシンプルなデザインで、フェスやアウトドアシーンだけでなく普段から日常使いやすい。〈アークテリクス〉バックパック ¥8,250(サロモン コールセンター salomon.jp

    9.サングラス

    長時間の強い日差しで目だって疲れます。サングラスがひとつあるだけで、それを軽減できるなら持っていく価値もあるってものです。理想はパカパカことフリップアップ。いちいちメガネケースを持ち運ぶ手間が省けるし、夜もそのまま使えちゃうのが便利なんです。でも、結局は気にいる形っていうのが大事。

    いまの気分で選ぶなら、こんなサングラスがいい。90年代的のスポーツサングラスのようなフォルムながらも、〈アイヴォル〉の「BROOK」は8カーブのホールド力をキープしながら6カーブレンズを採用しているので、フィット感も遮光性も見え方のバランスも取れています。可変式のノーズパッドで着用ストレスも少なめ。〈アイヴォル〉サングラス ¥24,200(アイヴォル トウキョウ ストアeyevol.com/

    PICK UP④
    新ステージ・オレンジエコーが誕生!

    ここ数年は「オレンジカフェ(ORANGE CAFÉ)」のみとなっていた場所に、新たなステージ「オレンジエコー(ORANGE ECHO)」が誕生します。この場所は旧「オレンジコート」があった場所で、ステージ、フード&ドリンク、トイレとすべて揃うのが特徴です。出演者には、寺尾紗穂、maya ongaku、キセル、鎮座DOPENESS、Summer Eye、ASOUNDなどが名を連ね、各日5組の計15組がラインナップ。韓国からKim Oki (guest 折坂悠太)とLEENALCHI、昨年の来日も記憶に新しいタイ・チェンマイのYONLAPAといったアジアのアーティストも出演します。この勢いで、いつかまた金曜夜の「オールナイトフジ」も復活して欲しい…!

  • 10.腕時計

    スマホの充電も気になるので、できれば腕時計を使う方がよいです。防水性のある丈夫な腕時計を選んでおくと安心です。

    タフな腕時計といえば、真っ先に思い浮かぶのが〈ジーショック〉です。「サーフライダーファウンデーションジャパン」とのコラボモデルは、定番の「G-5600」をベースに海や自然との共生を身近に感じられる色合いとメッセージをオン。バイオマスプラスチックやタフソーラーで環境にも配慮しています。〈ジーショック〉腕時計 ¥20,900(カシオ計算機gshock.casio.com

    ミルスペックに準拠した耐熱性、耐衝撃性、防水性を備えた、アウトドアシーンで人気のある〈ガーミン〉のスマートウォッチ。今年発売された「Instinct E」は機能を抑えているものの、最大約16日し、独自の機能「ボディバッテリー」で体力のモニタリングもすることができます。通知や気圧も便利!〈ガーミン〉腕時計 ¥52,800(ガーミン www.garmin.co.jp/

    11.長袖のトップス

    少し寒いけれどレインウェアだと暑い、なんてときに長袖のシャツやウインドシェルがあると役立ちます。フリースやダウンが必要なほど寒くなることは少ないので、コンパクトになるモノを選んでみて。

    12.折りたたみ式のアウトドアチェア

    疲れたときは無理せず休憩を。ただ、休憩スペースも限られているので、折りたたみ式のアウトドアチェアがあると便利です。注意点は、ステージ後方などの邪魔にならないところで使うこと、ステージによっては使えないこと、移動時はたたむこと、組み立て式はNGだということ。持ち運びを考えて、小さく折り畳めるレジャーシートを使うのも手です。

    困ったときは〈モンベル〉に足を運ぶとだいたい解決します。この「L.W.トレールチェア」は26(¥3,900 345g)、33(¥4,400 400g)、40(¥5,100 535g)と高さに合わせた3サイズ展開で、これは一番低いサイズ。軽量かつバックパックのサイドポケットに入るサイズ感で、スタッフバッグ付きと言うことなし。〈モンベル〉チェア ¥3,900(モンベル・カスタマー・サービスwww.montbell.jp/

    13.マイボトル

    熱中症対策にこまめな水分補給は必須。会場には給水スポットがいくつか用意されていて、マイボトルを持参すると無料で水をもらうことができます。「フジロック」はペットボトルごみの削減を目指すなど、環境へも配慮しているんです。

    14.手ぬぐい

    汗を拭いたり、トレイ後に手を拭いたり、川遊び後に足を拭いたり。薄手でポケットに入るほどのサイズなのに、がんばれば風呂上がりに全身を拭けてしまうほどの吸水性を誇る手ぬぐいはあると便利です。ふかふかのタオル地と違って、すぐに乾くのもポイント。山小屋がこぞってオリジナルの手ぬぐいをつくるように、それだけの優れた機能性があるのです。

    PICK UP⑤
    予習はプレイリストで。

    「スポティファイ」で出演者を集めたプレイリストを公開しています。全部で11時間56分もあるので、会場へ向かう道中に流すのにも最適。予習でアーティストをチェックして、予期せぬ出会いがあるのも「フジロック」の醍醐味のひとつです。

  • 15.虫除け/日焼け止め

    自然に入るので当たり前のように、マダニやブヨ、蜂に蚊もいます。スプレータイプの虫除けを持って行くなど、万全な対策をしておくと安心です。刺されたときを考えて、塗り薬やポイズンリムーバーもあると便利。また、日焼けを気にしないひとも多いけれど、高校球児が夏の甲子園で疲労軽減のために日焼け止めを使う時代です。直射日光を浴び続けるので、最小限の疲れで済むように大人なら持っていくのがおすすめ。

    SPF50+・PA++++と紫外線からしっかり守れるのに、違和感なく使いやすいのが〈オルビス ミスター〉の「ドライタッチ UVジェル」。みずみずしいジェルは伸ばしやすく、肌がベタつきにくい使用感です。無香料・無着色で、いつでも・どこでも使いやすい。〈オルビス ミスター〉日焼け止め ¥1,980(オルビスwww.orbis.co.jp

    16.ドライサック

    雨が降ってきたときに、濡れるのが心配なスマホやモバイルバッテリーを守れるドライバッグ。〜2リットルぐらいの小ぶりなサイズを持って行くと安心できます。

    17.ポケットWi-fi

    格安SIMなどで電波に不安があるひとは持参を。持っていかない場合は焦らず、無理なときは無理と諦める姿勢も大切です。

    18.簡易の救急キット

    登山に必要なように、なにか合ったときを予想してファーストエイドキットなどを持参するのがおすすめです。

    PICK UP⑥
    今年はアマゾンが無料配信。

    会場へ行けないひとに向けて、今年の「フジロック」も無料配信が決定! 「Prime Video」とTwitchの「Amazon Music 公式チャンネル」でライブ配信が行われます。「アマゾン」のアカウント保持者であれば無料で視聴でき、プライム会員資格の必要はなし。すべてのアーティストがフル配信されるわけではないようなので、詳しくは順次更新されるこちらの特設サイトでチェックを。


  • 今回ここにあげたアイテムがあれば、とりあえず快適に過ごせるでしょう。キャンプをするひとは細かな道具を忘れないようにお気をつけを!

    INFORMATION

    フジロック フェスティバル ’25

    会期:7月25日(金)〜27日(日)
    場所:苗場スキー場
    住所:新潟県南魚沼郡湯沢町三国202
    オフィシャルサイト

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