目に見えないもの、と言われると何を思い浮かべますか? 古くから伝わる霊的なものはもちろん、それだけではないようです。
今回、そんなことを題材に制作した作品が、東京・三宿にある「INHERTIT GALLERY」される展示予定。アーティスト・Ray Furuichiさんによる、“鬼”の絵の数々です。
Rayさんが鬼を描き始めたのは7歳の頃。グラフィックデザイナーである彼の父がよく描いていたものであり、それを真似をして描いたことがきっかけでした。
目に見えないもの=潜在的な意識や記憶と捉えるRayさんは、同じく目に見えない鬼を象徴として無意識のままに手を動かして描く“オートマティスム”という手法で制作。自分を見失っていたある日から、過去に描いた鬼の絵を思い出しながら新たに描くことで、自分の人生を振り返ることが出来たといいます。
過去から現在までの記憶の旅を鬼の世界で表現したこの展示には、油画20点とアートブックが並んでいます。作品に登場するモチーフがシルクスクリーンで刷られたTシャツも限定35枚で販売予定。今週末より開催予定ですので、お近くの方はぜひ。
INFORMATION
Ray furuichi Solo exhibition 鬼の子
会期:7月12日(土)〜21日(日)
場所:INHERTIT GALLERY
住所:東京都世田谷区下馬1-48-3
時間:13:00〜19:00