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連載【マイナーグッド図鑑】VOL.20 スポーツじゃないミズノ。

王道ブランドの定番品はやっぱりいい。定番と言われるだけあって歴史があるし、信頼できるスペックもあって、何歳になっても飽きない。でもこれはちょっと天邪鬼なひとに向けた連載企画。あのブランドの、実は知られていない、けどグッとくるものを紹介します。第20回目は〈ミズノ〉のマイナーグッド。

Photo_Arata Suzuki
Styling_So Matsukawa
Text&Edit_Yuri Sudo


ミズノの歴史はスポーツと共にあり。

1906年に創業し、当初は野球ボールやグローブの製造がメインでしたが、野球以外のスポーツ業界にも参戦。1970年代から80年代にかけてはプロボクサーの具志堅用高さんが着用するなど、その裾野を徐々に広げてきました。

今やスポーツショップのどの売り場に行っても見かける、れっきとしたスポーツメーカー。ですが、実はこんなシリーズもあったんです。

ベアクラッチ オープン価格(公式オンライン販売価格:¥17,380)

横に走るラインが美しい一足。こちらは、車のドライブをより快適にするためにつくられた “ドライビングシューズ” です。

アクセルペダルやブレーキペダルの踏み替えはかかとを中心に足を動かしますが、今作はかかと部分に丸みを持たせてアッパーまで仕上げているので、スムーズに足を動かすことができます。また、アスリートのトレーニングシューズの知見も採用。ミズノ独自のソール構造「MIZUNO COB」で足裏とペダルが一体化したような履き心地です。

そして、運転時だけにフォーカスを当てているわけではないのもポイント。クッション性とグリップ性のあるソールを採用しているので、運転前後の街歩きもノンストレスなんです。

プライムフィット NG 11H オープン価格(公式オンライン販売価格:¥15,180)

まさか工事現場の足元を〈ミズノ〉が支えていたとは。ご覧の通りタフなつくりのこちらは、ワーキングカテゴリからリリースされている作業靴。

EN ISO規格と呼ばれる安全靴の国際基準を満たしていて、その証拠に夜間作業に役立つ反射材が搭載されていたり、油による劣化がしにくい耐燃料油性のソールを使用しています。

さらに、機能靴でありながら本革を採用しているから上質な面構え。現場はもちろんのこと、ワーク由来のファッションアイテムとの相性も良さそうです。ただし、重さはご愛嬌。

プライムフィット AG 11L オープン価格(公式オンライン販売価格:¥15,180)

上記でハイカットを紹介しましたが、同じシリーズのローカットもあります。こちらもEN ISO規格で機能面は言うことなし。違いを挙げるなら、静電気帯電防止の設計がなされている点でしょう。それぞれのソールに特殊糸を使っているから、静電気の通り道ができるのです。

イエローの靴紐はその証拠ですが、スタイルのアクセントにもなってくれるから一石二鳥です。

普段スポーツにおける身体の動きを考えているからこそ、そこで得たものづくりの知恵は別のシーンでも活きる。さまざまな土俵で戦う〈ミズノ〉を引き続き追いかけることにしましょう。

ロケ地メモ:あるアパレルメーカーで営業をしている男性の家の玄関。渥美清とカネコアヤノの他に、村上春樹と青山真治も好きらしい。

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