9月にスタートし、バリエーション豊かな演目を上演し続けてきたのが「東京芸術祭」。
残す公演もあと少し。トリを飾る公演は、あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)で行われる『光の音:影の音 – 耳だけで聞くものなのか –』です。
ロンドンを拠点として20カ国40都市以上で活躍するダンスアーティスト・南村千里による最新作となるこちら。ろう者でもある彼女が感じる音と、聞こえる人が感じる音は、どこが同じで、どこが違うのか。そして、「光の音」「影の音」のように、“きこえない音”は、どう表現できるのでしょうか。
“視覚的に音を表現する可能性”を追及するアーティスト南村千里と、個性あふれる活動で注目される、伊藤キム、捩子ぴじん、aokid。初顔合わせとなるこの4人が、ワークショップを積み重ね、手話や字幕を舞台を彩るアイテムとして使って、“きこえない音”を鮮明に描き出します。
2016年に同じ場所で上演された、ライゾマティクスリサーチが手がける映像デバイスと2名のきこえないパフォーマーを含む多様な出演者たちが、鮮烈な印象を残した『ノイズの海』から2年。ロンドンパラリンピックの開会式(2012)にパフォーマーとしても出演した南村千里と、あうるすぽっとが拓く、新たな音と表現の世界。“きこえない音”の豊かな世界に驚くのか、自分の世界との相違に気づきどう感じるか。ぜひあなた自身で目撃してください。
Text_Shinri Kobayashi
光の音:影の音 – 耳だけで聞くものなのか –
スケジュール:12月7日(金)19:00~、12月8日(土)15:00~、12月9日(日)15:00~
会場:あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
お問合せ:あうるすぽっと(03-5391-0751、https://www.owlspot.jp)
料金:全席指定 一般3,500円、学生2,500円、高校生以下1,000円、豊島区民割引3,000円、障害者割引2,000円 ※区民割引・障害者割引は、としまチケットセンターのみ取扱。
チケット取扱い:としまチケットセンター(24時間受付)、電話03-5391-0516 (電話・窓口10:00~19:00、休館日を除く)
チケットぴあ 電話0570-02-9999、Pコード489-196
イープラス
※受付開始は60分前、客席開場は開演の30分前を予定。
※未就学児の入場はご遠慮ください。