キャッシュレス化が進むなか、〈エルメス(HERMÈS)〉がその答えとして用意したのがこちらのキャップ。内側にカードが収納できる構造を採っている。
〈エルメス〉はモータリゼーションの到来を予感して、馬具から鞄や財布といったファッションアイテムへといち早く舵を切った。常に新しい試みに挑戦しながら、これまでエルメス号は走り続けてきた。そんなメゾンならではの意欲作であり、発明と呼ぶにはいささか大仰だが、“ありそうでなかった” アイディアをかたちにしたことを考えれば的外れではない。
こちらも前々回に紹介した財布同様、ドラゴンをモチーフにしているのだが、同色のジャガード織りで表現したそれはきわめてさり気ない。そして、シルクプリントのライニングにはくっきりとドラゴンが描かれている。男の遊び心に格好だ。ウーブンシルクを贅沢に使ったそれは被り心地も至福。
同じ構造は採っていないが、同柄のハットもあって、こちらも捨てがたい。
ドラゴンをジャガードで施したウーブンシルクのキャップ。ライニングはドラゴン柄のシルクプリントで、カードや名刺が入る小さなポケット付き。キャップ「ヴラッド」 ¥65,000+TAX
こちらもジャカードで施されたドラゴンが印象的なハット。黒のため、そこまでデザインが際立たないところが良い。ハット「ファンク」 ¥75,000+TAX
Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa