フイナムでも毎回ピックアップしている、〈コモリ(COMOLI)〉の最新ルックが届きました。
日常着、普段着という足場をキープしながらも、服に袖を通したときの高揚感をも兼ね備えているのが〈コモリ〉の服です。そうしたことを改めて語るのも野暮かもしれません。
ただ、改めて伝えておいたほうがいいことが、今季のルックを見ていて思い浮かんできました。
つまり、〈コモリ〉の服が内包している強さについてです。ややもすると〈コモリ〉にナイーブなイメージを持っているひともいるかもしれません。確かにナイーブな側面もあります。ですが、〈コモリ〉の服の本質はそこにはありません。
“男らしい”と表現してしまうと、こぼれ落ちるものが多すぎるのですが、そういう言葉の近くに〈コモリ〉はいます。ウィメンズサイズの展開もあるので、女性ファンも多いかとは思うのですが、それでもなおこうした表現を用いるのが適当なように思うのです。
つまりはデザイナーである小森啓二郎さんがそういうひとなのだと思います。骨太というか。
いろいろ書きましたが、今季も〈コモリ〉は最高です。いつも通り最高なのです。