常に変化を続けるコミュニティレーベルとして、2020年春夏シーズンよりスタートした〈スロウ(THRAW)〉。新鋭ドメスティックとして各方面から注目を浴びる所以は、いままでにないものづくりのスタイルにあります。
テキスタイル、パターン、グラフィック、ビジュアルといった、ブランド構成に欠かせない4つのファクター。
その4つの分野に特化したアーティストを招き入れ、デザイナーがハブとなりコミュニティを形成することで、型にハマらないクリエイションが生み出されるといったわけです。
そんな〈スロウ〉が繰り広げる、最新のビジュアルブックをご覧ください。シーズンテーマに掲げたのは“Teenager”。雨中のスケートパークに佇む二人の少年が織りなすセンシティブなストーリーを感じます。
昨シーズンに引き続き、製作にはクリエイティブクルーMargt(PERIMETRON)が参加。TempalayやTENDREなどのMV製作をはじめ。〈シュウ ウエムラ(shu uemura)〉や〈フィラ(FILA)〉の映像を手掛けるなど、業界内でも一目置かれるトレンドセッターとして知られています。
今回のコレクションについて〈スロウ〉は、このように述べています。
いろんなことを経験して
あの時とまったく同じことはできないけれど
これからも追い続けていく当時を着ていた洋服やスタイルを再現するのではなく
自身の今のスタイルで再構築したコレクション
ストリート的センスがありながら、それでいて上品。エッジが効いているのにも関わらず、リアルクローズの柔軟さを持ち合わせている。絶対的なバランス感覚を持つ次世代最注目ブランド、それが〈スロウ〉なのです。