耳の中でこだまするセミの声、背中を伝う滝のような汗、肌を刺す太陽の日差し、全身を通して真夏の訪れを感じる今日この頃。
今回はそんな暑夏におあつらえ向きのコラボコレクションをお届けします。仕掛けるのは、先日2020年秋冬の新作を発表したばかりの〈ソフネット(SOPHNET.)〉です。
お相手は、スタイリスト、フォトグラファー、ディレクターとマルチに活躍する熊谷隆志さん主宰の〈ウィンダンシー(WIND AND SEA)〉。“90年代ストリートへのオマージュ”というコンセプトのもと、自身が作りたいものと、マーケットが求めるロゴもの、この2つの要素を上手く折衷したアイテムを展開しています。
長きにわたり業界を牽引してきた〈ソフネット〉と熊谷さんですが、意外にもこれが初めてのコラボレーション。ペールトーンをメインのカラーパレットに、夏の炎天下に映える服やユニークな小物が揃いました。その中から注目アイテムをピックアップしたので、どうぞご覧ください。
RHINESTONE SEA TEE ¥10,000+TAX
まずご紹介するTシャツは、〈ウィンダンシー〉のインラインでも度々見られるブランドロゴを二分するデザインを採用し、フロントには “SEA”、バックには“WINDAND”と“SOPHNET.”を配置。表裏両方を見て、はじめて“WINDANDSEA”と読める、捻りの効いたレイアウトがポイントです。
さらに、そのロゴ部分にラインストーンをあしらうことで、〈ソフネット〉お馴染みのドットフォントを表現しました。巷に溢れるプリントものとはひと味違い、あえて手間と時間をかけるあたりはさすが大御所の余裕といったところ。
RHINESTONE SCORPION TEE ¥10,000+TAX
続くは、前面に両者のアイコン、背面にブランドロゴを配したTシャツ。今のトレンドにマッチするリラックスフィットのボディを、淡い色調のピンクが彩ります。ちなみに、ラインストーンに使用されるマルチカラーは、熊谷隆志さんが〈ソフネット〉に対して持つイメージカラーだそう。
RHINESTONE SWEAT SHORTS ¥18,000+TAX
スエットショーツでも、ブランドロゴを曖昧な位置で一刀両断し、それを左右の裾にそれぞれ配置するといった常識破りのアプローチが目を引きます。
機能面では、ウエストはゴムリブになっているうえに、フィット感の調整ができるドローコードも備え、快適性抜群の仕上がりとなりました。コロナ禍で存在感を増すワンマイルウェアとしても活躍してくれるはず。
PVCポシェットは、透け感を楽しめるボディに、リフレクターが織り込まれたアウトドアテイストのストラップを組み合わせた、〈ソフネット〉らしい素材使いの妙が光るアイテム。中に入れるものによって表情を様々に変化させるので、日々の持ち物選びも嬉しい悩みの種となりそうです。
海や川などのレジャーで重宝するスマホ用防水ケースも、この2組にかかれば、巧みなロゴ使いと配色でご覧の通りの仕上がりに。
これがあればお風呂にゆっくり浸かりながら、優雅にネット、ゲーム、映画を楽しむことも出来ちゃいます。また、水場に限らず、首にかけるスマホポーチとして日常に取り入れれば、煩わしいポケットやバッグからの出し入れが不要に。
うだるような暑さの中でマスクの装着を余儀なくされる今夏は、首掛け扇風機でお馴染みのネックファンで乗り切りましょう。
ヘッドホン感覚で着用できるデザイン性に加えて、風量を3段階で調整できたり、ライトが点灯したりと機能性も充実。両手を塞がないので、外での作業や家事、デスクワークなどのあらゆる場面で活躍してくれる優れものです。
ロゴものというひとつのトレンドを俯瞰的な視点で捉え、独自のセンスで咀嚼した〈ソフネット〉と〈ウィンダンシー〉。飾らず気取らず、それでいて随所にユーモアを散りばめたコラボコレクションは、8月22日(土)より〈ソフ〉の各店舗および両者のオンラインストアにて発売開始します。争奪戦必至ですので、お早めにどうぞ。