星の数ほど存在するコラボアイテムは、どれもまばゆい光を放つものばかりで、つい目を奪われてしまいます。しかし、両者の仲が深ければ深いほど、互いへのリスペクトが強ければ強いほど、良いものが出来上がると思うのです。今回紹介するのは、そういった逸品です。
スタンダードを再構築し、独自の服づくりを展開する〈ネーム(Name.)〉。そして2020年春夏のパリファッションウィークでデビューしたデザイナーの榎本光希氏が手がける新鋭ブランド〈ヴェイン(VEIN)〉。旧知の仲である山田氏が、〈ヴェイン〉のシューズに惚れ込んだことがきっかけでコラボレーションプロジェクト「VEIName.」が発足しました。
両者が掲げたテーマは、“Stop and think”。行き過ぎた大量消費や地球温暖化、自国第一主義、超監視社会など、有象無象の問題を掲げる現代社会に対して、“一度立ち止まって考えよう”というメッセージが込められています。
今シーズン展開されるのは2モデル。どちらもポップなデザインで甲乙つけがたい仕上がりです。
フロントにジップを配したブーツは、アッパーにはカウハイド使い、ソールには氷上でも高いグリップ力を発揮するvibram社のICETREK SOLEを搭載。ボリューミーなシルエットはどんなコーディネートとも相性が良さそうですね。
マイクロコーティングと甲部分に配したヘアーカーフのコンビが美しいローファーは、先述のブーツと同じソールを用いているため履き心地も申し分なし。
また「VEIName.」のローンチに併せて原宿のセレクトショップ「カンナビス(CANNABIS)」にて、購入者限定でコラボTシャツがプレゼントされます。こちらは先着順ですので、ぜひとも狙っておきたいところですね。
“世の中により良いものを届けたい”という磁力で引き寄せられた両者のコラボレート。秋冬の足音が聞こえてくる8月下旬にぜひとも手に入れておきましょう。