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ブラックライブスマターを日本でも。Awich主宰の展覧会に豪華アーティストが勢揃い!

黒人男性ジョージ・フロイド氏が、警察官の不適切な拘束によって死亡した事件に端し、全世界に拡散された“ブラックライブスマター(Black Lives Matter)”というスローガン。

海を越えて、ここ日本でも大きく注目されるようになりましたが、その認知をさらに広げようと、ラッパーAwichが立ち上がり、アートエキシビション「Black Lives Matter Charity Exhibition“Unity”」を開催します。

本エキシビジョンでは、Awichが制作した、東京を代表するストリートブランド〈ブラックアイパッチ(BlackEyePatch)〉や、彼女のミュージックビデオの多くを手掛ける映像作家・新保拓人とのコラボ作品を展示。

そのほか、Bobby Yamamoto(YouthQuake)、GUAPULAR、GUCCIMAZE、 Jun Inagawa、Yuki Nakajo、河村康輔とYOSHIROTTENによるアートユニットUTOPIEといった東京のストリートシーンを代表する気鋭アーティストたちの作品も集結し、見どころ満載のラインナップになっています。

開催に際して、主宰者であるAwichは、このエキシビションに込めた思いを以下のように語っています。

2013年のトレイヴォン・マーティン射殺事件から始まったハッシュタグ、“ブラックライブスマター”は2020年のジョージフロイド殺害事件でグローバルなデモ運動へと発展しました。世界的なコロナ禍も重なる中、考えさせられたことは、差別やパンデミックなど、人類がこれから直面するであろう数々の問題にどういう気持ちで私たちは向き合えばいいのかということです。それぞれの人種や国が孤立して、お互いに自分たちだけのための自由や富や資源をめぐって争うのか、それとも人間達が今までの枠を超え、世界的な団結でそれぞれの問題に取り組むのか。今の私たちの判断が、この先の世界の形を作っていくのかもしれないと思っています。
だから私たちは「Unity=団結」を選びます。綺麗事じゃない。もともと人種や国家の枠なんて作り物だと思ってる。同じ人間という生き物。お互いに理解し合えば虚構の仕切りはめくれてくる。今回の展示会はそんな思いのもと、沢山のアーティストが協力してくれて実現しました。賛同してくれた皆さんへも心からの感謝とリスペクトを送ります。そして、今回は私の娘である Yomi Jahも黒人の血が入った一人として、父親を亡くした経験を持つ子供として、彼女の思いを込めた絵を出展させて頂きました。 私たちの「Unity」への思いが詰まったエキシビション、是非ご覧ください

ちなみに、会場ではAwichと〈ブラックアイパッチ〉のダブルネームによるTシャツが販売され、その収益は不当に逮捕された黒人たちの保釈金や弁護士費用などのサポートを行う「ベイル・ファンド」に寄付されるとのこと。

ぜひこの機会に、アートという表現を通じて、“ブラックライブスマター”が内包する意味についてじっくりと考えてみてください。

INFORMATION

Black Lives Matter Charity Exhibition“Unity”

会期:9月26日(土)、27日(日)
場所:Gallery COMMON
住所:東京都渋谷区神宮前6-12−9-1F
時間:12:00〜19:00

and music

問い合わせ先

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