“高円寺の古着屋”と聞けば、真っ先に「サファリ(SAFARI)」を思い浮かべる方も少なくないことでしょう。ヴィンテージウェアの委託販売店として2001年に誕生し、いまや高円寺・吉祥寺エリアに6店舗を出店。その豊富な品揃えは、東京のみならず海外のファッションフリークからも厚い支持を集めています。
そんな「サファリ」のポップアップ「THE MUSEUM OF VINTAGE SHOES」が、「伊勢丹新宿店メンズ館」にて開催されます。レザーシューズからスニーカーまで、「サファリ」が溜めに溜め込んだヴィンテージシューズを大放出。約500足に及ぶ特大ラインナップのなかから、フイナム編集部が厳選した10足を紹介していきます。
〈オールデン〉からは、タフできめ細やかなコードバンを採用したレースアップブーツが登場。モディファイドラスト×プレーントゥというベーシックなシルエットですが、ラベロカラーと呼ばれるダークブラウンは希少性が高く、深い光沢が魅力的です。
クロコダイルレザーが存在感を放つ〈シルヴァノラッタンジ〉のサイドゴアブーツ。やや角ばったスクエアトゥと丸みを帯びたヒールがコーディネートのアクセントになってくれそうです。
イギリスのテーラー「イード&レベンスクロフト」の名を冠したこちらは、英国の老舗ブランド〈エドワード グリーン〉が製造を手がけたもの。ロイヤルワラント(英国王室御用達)が4つも授与されるなど、品質もお墨付き。大人の品格漂う一足です。
コンビカラーが目を惹く〈ポール・スチュアート〉の別注モデル。羽根(レースステイ)横の穴飾りがさりげないワンポイントに。上品ながら、カジュアルな着こなしにもハマります。
パンチドキャップトゥが上品な〈クロケットアンドジョーンズ〉のシューズ。ブラウンコードバンを使用したこちらは未使用品なので、履けば履くほど足に馴染み、味わい深いエイジングを楽しめます。
ジャパンブランドも漏れなくラインナップ。銀座のビスポークメーカー〈クレマチス〉のシューズは、ブラックレザーとスエードの切り替えが鮮やか。レッド×ゴールドのインソールも品を感じさせます。
知る人ぞ知るイギリスの名門ブランド〈ニューアンドリングウッド〉のコインローファーは、トナカイの原皮を材料とするリアルロシアンカーフを贅沢に使用。“幻の革”とも称され、今後価値が高騰すること間違いなしです。
イタリアの名門セレクトショップ「タイ ユア タイ」からリリースされたスエードのローファー。落ち着いたサンドベージュとシャープなシルエットは、クラシックスタイルに上手く溶け込んでくれそうです。
ここからはスニーカーにフォーカス。お馴染みの「SUPERSTAR」は、1970年代のフランス製かつシューズボックス付きのレアモノ。現行モデルとは異なる8ホールの縦長シルエットや“金ベロ”と呼ばれるゴールドのシュータンは、ファン垂涎のディテールです。
1990年代につくられた、デットストックの「SK-8 HI」。現行品よりも細身のシルエットになっていて、シュータンには旧ロゴがあしらわれています。カーキと迷彩柄のカラーリングは、シンプルなスタイリングのアクセントにオススメです。
今回取り上げたシューズは、ラインナップのほんの一部。その全貌は会場でお確かめください。会期は1月12日(水)から2月1日(火)までの三週間。同日よりスタートする「ハロゲイト」のポップアップも併せて足を運んでみてはいかがでしょう。希少性の高いシューズばかりなので、気になる方はお早めにどうぞ。
THE MUSEUM OF VINTAGE SHOES
会期:1月12日(水)〜2月1日(火)
場所:伊勢丹新宿店メンズ館1階ステージ ※一部オンラインでも販売
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
時間:10:00〜20:00
Instagram:@isetanmens_shoes
オフィシャルサイト