都内随一のサウナ激戦区とも言える錦糸町。なかでも、麦飯石とヒバを用いたオートロウリュウサウナや深さ90cmの水風呂、超軟水を使用したまろやかな湯船で人気を集める公衆浴場といえば、「黄金湯」にほかなりません。
一昨年のリニューアルオープン時に取材した通り、DJブースやビアバーなどエンタメ性に富む設備でも知られる彼らが、宿泊施設「黄金湯 お宿」を2階スペースにオープン。都内初、公衆浴場に泊まれるホステルの誕生です。
銭湯やサウナスペース同様、「スキーマ建築計画」の長坂常さんが設計を担当した「黄金湯 お宿」。本畳をしつらえた和室タイプと洋室タイプが各4部屋ずつ用意され、ウッドを基調とした居心地の良い空間はワーキングスペースとしても活躍。利用は「休憩」と「宿泊」の2プランで、銭湯の営業時間中は無制限で風呂&サウナを堪能できるそう。銭湯好き、サウナーにとってはこの上ない特典です。
「黄金湯 お宿」のオープンに伴い、兼ねてから要望の多かった朝湯もスタート。これにより、誰でも朝6時から入浴できるようになり、宿泊者は起き抜けに一番風呂とサウナが楽しめるというわけです。6月には、同じく2階に飲食スペース「コガネキッチン」のオープンも控える「黄金湯」。ひとまずは、「黄金湯 お宿」に宿泊して下町ならではのスローな1日を楽しんでみてはいかがでしょう。