CAMPUSをイメージしたSTAN SMITH⁉︎ アディダス オリジナルスとナイジェルグラフのクラシックでピースなコラボ。

〈アディダス オリジナルス（adidas Originals）〉のヘリテージモデルを次世代に向けて再構築するプロジェクト「adidas ENERGY」。その一環として、キーシティである東京にフォーカスを当てたスペシャルな取り組み「TOKYO ENERGY」が、今シーズンよりスタートしました。

東京ならではのカルチャーやトレンドを、〈アディダス オリジナルス〉のプロダクトに落とし込む本企画。記念すべき第一弾として登場したのは、映画『E.T.』とのコラボプロジェクトでも話題を呼んだアーティスト、ナイジェルグラフさんとのチームアップによる「STAN SMITH NAIJEL GRAPH」です。

STAN SMITH NAIJEL GRAPH 各¥15,400

〈アディダス〉の70周年記念の展覧会を手がけた縁で実現したという今回のコラボ。ラインナップには、“MAKE BLOOM IN HEART（心に花を咲かせよう）”をテーマにナイジェルさんのこだわりを散りばめた3色の「STAN SMITH」が並びます。

ここからは、本作のポイントをナイジェルさんへのインタビューとともに深掘りしていきます。

ー 兼ねてからファンだったという〈アディダス オリジナルス〉とのコラボレーション、おめでとうございます！ これまでも〈アディダス オリジナルス〉との取り組みはありましたが、プロダクトを通じたコラボは今回が初ですか？

ありがとうございます。一般の方に向けたプロダクトを一緒につくるのは、今回が初めてです。

ー オファーを受けた際の率直な感想を教えてください。

とにかく嬉しかったです。本当に、嬉しいって言葉以外出てこなかったですね。思春期の頃から今日に至るまで、〈アディダス〉のシューズを履き続けてきたので、そんな大好きなブランドとこうした形でプロダクトをリリースすることができて光栄に思います。

ー 〈アディダス〉に触れたきっかけは何だったんですか？

アメリカのヒップホップグループ、ビースティ・ボーイズ（以下、ビースティ）の影響です。彼らの愛用していたシューズが、〈アディダス〉の「CAMPUS」だったんです。

ビースティは自身の音楽以外でも、チベットへの支援やテロ被害者のためのコンサートを通じて社会的メッセージを強く発信していたアーティスト。そんな尊敬できる人たちが履いていたということで、ぼくも「CAMPUS」にハマっていきました。個人的には、〈アディダス〉のなかで一番思い入れのあるシューズです。

ー ではなぜ、今回のベースモデルに「STAN SMITH」を選んだのですか？

実はすごく迷ったんです。クラシックな「CAMPUS」も捨てがたかったのですが、「STAN SMITH」の軽快な履き心地も好きでした。そこで、「STAN SMITH」を「CAMPUS」の様な見た目に仕上げたら面白いんじゃないかと思いつきまして。

ー なるほど。だからアッパーがスエード仕様なんですね。

その通りです。〈アディダス〉さんにはだいぶわがままを言ったんですけど、斬新なアプローチの「STAN SMITH」が出来上がったと思います。各モデルの配色もいいですよね。2色使っているけれど、素材感と「STAN SMITH」ならではのシルエットのおかげで、柔らかで合わせやすいデザインになっています。

ー “MAKE BLOOM IN HEART”をテーマに制作されたとのことですが、具体的にはどのあたりにそのテーマが反映されているんですか？

まずはシュータンです。平和の象徴であるオリーブの花を描いています。あとは“MAKE BLOOM IN HEART”の頭文字をとった“MBIH”を、ミッドソールの内側にデザインしました。「STAN SMITH」のベーシックな佇まいはキープしつつ、ピースなメッセージがアクセントになっているんです。

ー 最後に、このコラボシューズに期待することを教えてください。

「STAN SMITH NAIJEL GRAPH」は、いまの世界情勢に対する平和の意味を込めてつくったシューズです。たとえ世界がどんなにネガティブな状況になっても、自分自身が落ち込む必要はない。必要なのは、前向きな心持ちだと思うんです。だからこそ、このシューズを手にした一人でも多くの方が、ポジティブな気持ちになってくれることを願っています。

本作のリリースイベントが行われた、「BILLY’S ENT HARAJUKU」にて。