脱いでも着てもピースフルな1着。CTC STOREとmiemaru studioがつくったのは、あるアーティストとコラボしたボンバージャケットでした。

夏が思い出せないほど、急に秋が訪れました。日中はすこし暑いけれど夜は肌寒い。はっきりしない季節には苛立ってしまいますが、そんな季節に寄り添ってくれる服というのはあるものです。

雑にデスクに置いといて必要なときにだけ着る、外に出かけるときは肩に掛けたり片手で持つ、そんなラフなやつ。この1着であれば塩梅がよさそうです。

「CTC STORE」と「miemaru studio」、さらにアーティスト「David Bicari」が加わり、三つ巴のスペシャルなジャケットが生まれました。

「David Bicari」はモントリオールを拠点に活動するアーティストで、コロナ禍をきっかけに花モチーフの絵を新たに描きはじめたそう。その裏にはパンデミックの時に笑顔を忘れてはいけないという思いがあったそうで、今回の企画はそんなイラストに魅了された日本の2ブランドがラブコールを送り実現しました。

今回はそんな彼にグラフィックを描きおろしてもらい、コラボジャケットを作成しました。

ダック生地を黒に染めたボンバージャケットをベースにしていて、アタリやフェードが現れやすいように加工。ブラウンの裏地には起毛感のあるウール混の生地を採用し、保温力を持たせました。

こまかなこだわりも抜かりなく。フロントファスナーにはIDEALファスナーを取り入れていて、袖にはアクションプリーツを入れて可動域を確保しています。 袖裏は滑らかなポリエステルに。袖通しがよく、重ね着してもストレスフリーな着心地です。

肝心のお花のイラストはというとネームタグに施されていて、「CTC STORE」と「miemaru studio」の文字と合わせて描かれています。着ればもちろん素晴らしいプロダクトですが、脱げばイラストにハッとする。楽しみがいのある1着なのです。

リリースは明日10月19日（土）からで、発売に合わせたイベントも19日（土）と20日（日）の2日間に2拠点で行われるそう。東京は〈CTC STORE〉が運営している下北沢の「STOCK YARD by CTC STORE」、石川は「miemaru studio」が親交のある金沢のコーヒーショップ兼スペース「one one otta」にて。

クローゼットから引っ張り出した去年のジャケットが気分じゃないなんてことはあるある。トレンドに左右されず、地に足のついたものづくりによって生み出された三者コラボは、今年も来年もその先も、きっと着用者に寄り添ってくれるはずです。

ぜひこの機会にチェックしてみてください。