山と海といった自然に囲まれ、いまや移住したい地No.1ともいわれている福岡県糸島市に今年春オープンした新感覚のホテル「セブン バイ セブン 糸島(seven x seven Itoshima)」にて、去る9月28日(土)に、シーサイドラウンジパーティ「Seaside Beach Club」が開催されました。太陽の光が降り注ぐデイタイムから、雄大なサンセットタイムを経て、お酒がすすむナイトタイムまでDJたちがホテルのラウンジでプレイ。今回は「セブン バイ セブン 糸島」の魅力とともに、その様子をレポートします。
Text_Kana Yoshioka
ビーチラインが気持ちいい、糸島の人気スポット桜井二見ヶ浦。
「セブン バイ セブン 糸島」のある糸島市は、福岡空港や博多市内から西へ車で約45分~1時間のところにあります。日本海沿いに面していて、山や滝もある自然環境が整った地です。平地では農作物も栽培をしていて、ホテルへ向かう車窓から見えた糸島の景色はおだやか。昔ながらのローカルな生活の中に、モダンなスタイルのお店がチラホラとあることから、新しいムーヴメントが起きているのではないかと感じます。
「セブン バイ セブン 糸島」は糸島市の北側、桜井二見ヶ浦と呼ばれる緩やかな砂浜が続く海沿いにありました。ビーチリーフであることから人気のサーフスポットであり、海には波を待つサーファーたちの姿が。海沿いにはおしゃれなレストランやカフェ、そして海岸から少し離れた場所には「夫婦岩」と呼ばれる大しめ縄で繋がれたふたつの岩と鳥居があり、観光客が訪れる絶景スポットです。ちなみに桜井二見ヶ浦は、国指定重要文化財である櫻井神社の社地であるからか、湾には神聖な空気が流れていました。
前は広い海、後ろは静かな山。自然のコントラストを堪能できるセブン バイ セブン 糸島。
ほどよい高台にある「セブン バイ セブン 糸島」は、2024年の春にオープン。「いまの時代のラグジュアリー」をテーマにさまざまな面において、新感覚を導入したネクストレベルのホテルとして注目を浴びています。部屋はすべてオーシャン・ビュー。部屋のタイプはルーフトップ&ジャグジー付きのスイートルームから、大人数で宿泊できるファミリータイプまで備えています。
各部屋には長期滞在もできるようキッチンや洗濯機が置いてあり、カウンターではQRコードを使用したスマートチェックインやデジタルコンシェルジュを導入。ミニマムな部屋には、寝心地抜群のマットと布団、和心のあるルームウエア、スウェーデンのフレグランスブランド〈ナインティ-シックスティーナイン(19-69)〉のCapriの香りを使用したアメニティや、〈バルミューダ(BALMUDA)〉のポータブルスピーカー、糸島産のコーヒーも。感度の高い人々に刺さるアイテムが置かれていて、細かなところにホスピタリティを感じます。
夕陽が沈む時間にミラクルが起きるパーティ「Seaside Beach Club」。
さて、パーティ「Seaside Beach Club」はどんな様子だったのか。ホテルへ到着してすぐに、会場のラウンジへ。この日は海が一望できるテラスでも音が聴こえ、遊びにきた人たちは明るい時間からお酒を飲んだり、食事をしたり、各々がリラックスした中でDJプレイを楽しんでいました。
2階まで吹き抜けのラウンジに設置されたDJブースの背後には、ガラス張りの大きな窓が。陽が差し込む午後の時間から福岡の老舗クラブ「Kieth Flack」を拠点に活躍するローカルのkoutaroさん、福岡発パーティ「Lit」のレジデントDJであるsuisuiさんが、ヒップホップ、エレクトロなど幅広いダンスミュージックをプレイ。東京から足を運んだモデル、アーティスト、DJとして活躍するYuka Mizuharaさんは、音楽プロデューサー・DJのBenedekさんとともにB2Bで心地よいディスコ、ダンスと幅広い選曲でフロアを沸かせました。
そしてゴールデンタイムには、「クルーエル・レコーズ(Crue-L Records)」を主宰するDJ・瀧見憲司さんがバレアリックなスタイルの音楽を、見事なスキルのもとに聴かせてくれました。そして「Raibow Disco Club」のレジデントDJであるkikiorixさんに変わると場はナイトタイムのパーティへ。ハウスミュージックを軸にダンサブルなサウンドでパーティを盛り上げてくれました。
ローカルの食材をふんだんに使用したフードと、厳選されたこだわりのドリンク。
パーティでは音楽のほか、ホテルの隣にあるレストランカフェ「ビーチ・カフェ・サンセット(Beach Cafe SUNSET)」による、肉、魚、野菜と新鮮な糸島ローカルの食材を贅沢に使用したオードブル各種がビュッフェスタイルで登場。糸島・南風台に店を構えるお酒のセレクトショップ「川久保酒店」によるビオワインなどが振る舞われ、“music × landscape × food × drink”を組み合わせた「セブン バイ セブン 糸島」ならではの五感を刺激するおもてなしに、参加した人たちは大満足だったのではないかと思います。
旅に求めることは新しい発見と心踊る気分、それと日常を忘れる癒しの時間です。今後もカルチャーとリンクし、音楽、景色、お酒、料理に加え、ウェルネス、アート、学びを含めた計7つのコンテンツをキーワードに、さまざまなコンテンツを予定しています。ちなみに、2024年9月には「セブン バイ セブン 石垣」もオープン。島の南にあり、プールやフィンランドサウナも完備されていて、すでに高い評価を受けているそう。心ゆくまで遊んでリラックスできる新感覚のホテルで滞在を楽しんでみてはいかがでしょうか。