ニューヨーク・ブルックリンを拠点とするビジュアルアーティストのTadahiro Gunjiさん。ペインティング、コラージュ、彫刻といったさまざまな技法を用いた作風で多くのファンを獲得し、“絵画と彫刻の間”をテーマとした「COLLECTIVITY」は人気シリーズとして世界中から広く認知されています。
今回ご紹介するのは、神宮前のアートギャラリー・B1Storageにて10月30日(土)からスタートするGunjiさんの個展「Between summer and fall」。これまで7年間に渡りブルックリンで制作してきたウォールスカルプチャー、セラミック、コラージュなど、多彩な36点が展示されます。
異なる素材間の関係を意識した構成となっていて、モノとモノの間、とくに対立する要素の間からインスピレーションを得た作品たちからは、Gunjiさんが日頃から抱く感情が垣間見えてきます。
ここ日本での開催はじつに8年ぶりとのことで、心待ちにしていた方も少なくないはず。
気になる方は、ぜひとも会期中に覗きに行ってみてはいかがでしょうか。
PROFILE
2017年よりニューヨーク・ブルックリンをベースに活動するビジュアルアーティスト。「COLLECTIVITY」というシリーズを通じて、再構築されたパーツの間に生まれる隙間「in-between」をコンセプトとしてウォールスカルプチャーの作品を発表している。近年は、コラージュ、セラミックなど多様な素材へ展開。2019年よりロサンゼルスのギャラリー「TAPPAN」から作品を発表している。