前もってお伝えしたいのは、このシューズのお値段、なんと81000円だということです。
なぜそんな高額になるかというと “履くと勝手に紐が閉まる” あの憧れのテクノロジーが宿っているからです。映画『Back To The Future Part2』に登場するスニーカーが、89足限定で販売されたことが記憶に新しいですが、こちらはアスリート向けに開発された全く新しいシューズです。
足を入れると、かかとのセンサーが反応。システムが起動して紐が自動的に閉まります。
このアイテムで重要なのは、話題性だけの見掛け倒しではないということ。アスリートのストレスを軽減する工夫がなされているのです。
2つのボタンが搭載されていて、紐をきつくしたり緩めたり、微調節が可能。紐をきつく締めすぎて足に無駄な圧をかかったり、ゆるく結んで足が滑ったりする、といったアスリートのストレスを一瞬で解消することができるのです。乳酸が溜まった体にとって、体を屈めて紐を結び直す行為というのは文字面よりもストレスになるもの。しかも求めるフィット感を紐の結び直しで実現させるのは中々難しいのです。
〈ナイキ(NIKE)〉のデザイナーであるティンカー・ハットフィールドは、足のストレスを感知して勝手にフィット強度が変わるようなテクノロジーを将来実現させたいと現状に満足するよう様子は全くない様です。
映画の中のテクノロジーもいよいよ現実に変わりました。最先端のイノベーションを提供し続ける〈ナイキ〉にとって、これはまだ夢の第一歩なのでしょう。壮大な野望を前にすると、81000円に怯んでる場合ではない気がしてきましたね!
「Nike SNKRS」、「ナイキ原宿」、「NIKELAB MA5」、「ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)」などで9月23日に発売予定です。
Text_Rei Kawahara
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