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知られざる文化の海へ。東京・日本橋兜町で回遊型のアートエキシビジョン “Cultural Waves” が開催中です。

金融街として知られる東京・日本橋兜町。普段はキリッとしたスーツ姿のバンカーたちが行き交うこの街も、瀟洒なホテルやレストラン、ワインショップがオープンし、独自の文化が育まれています。

そんな土地を舞台に、アートを中心とした回遊型のエキシビジョン「Cultural Waves」が開催中です。

第1回目となる今回は、モノの価値を再考する仕組みとして「Essential Silent Auction®」を確立させた「Essential Store」、そして江戸や明治、昭和の図案を蒐集する「日本図案館」のメンバーがタッグを組んで発足した「文化海」を招致。知られざる文化的遺産の展示「海域1」を開催しています。


文化的かつ資料的にも価値のある展示物は、実物を見ることによってその真価がはっきりと理解できます。江戸や明治、大正、昭和を生きた日本人たちのモダンな感性は、現代に生きる我々のそれとは全く異なり、新たな発見に満ちあふれているのです。表現に対してストイックであり、ユーモアがあり、ひとの想いが生み出す美しさもそこには存在しています。当時を生きる人々の文化への敬意が、そこにくっきりと刻まれているのです。

今回の展示では、1970年代以降、世界的に起こった繊維を素材とした立体造形・ファイバーアートの日本の第一人者である草間喆雄や熊井恭子の作品をはじめとする、「文化海」研究員により集められた厳選品を「Essential Silent Auction®」による入札形式で販売も行なっています。

1月25日(土)には、展示会場の音響を司る「日本音響 / Half One」の開発者のひとり、宇都宮泰による実演および解説もあるとのこと。加えて同町内にあるミシュランガイド東京 / ビブグルマンも獲得した創作フレンチの雄「Neki」と、ナチュールワインの気鋭の発信源としての地位を確立している「Human Nature」ではCompuma、AKIRAM EN、NOOLIO、kamikene、ZENZENHEIKIという唯一無二のスタイルで多くの好事家を唸らせるDJたちによる選曲でエキシビジョンに華を添えます。

こうしたイベントを取りまとめるのは、東京を舞台に各所で興行を行う「Somewhere in Tokyo」の面々。遊びを知る大人たちによる本気の発信に、感性を刺激されることは間違いないでしょう。展示は今週末26日(日)まで。知られざる文化の海で、知的好奇心を頼りに素晴らしい航海を楽しんでください。

Text_Tsuji

INFORMATION

Cultural Waves

オフィシャルサイト

KABUTO ONE 1F アトリウム
営業:12:00~20:00
住所:東京都中央区日本橋兜町7-1

景色 AA
営業:12:00~20:00
住所:東京都中央区日本橋兜町6-5 兜町第6平和ビル 1F

Hakusuisha B1F
営業:12:00~17:00(土日は18時まで)
住所:東京都中央区日本橋兜町5-1

日証館 1F エントランス
営業:12:00~19:00
住所:東京都中央区日本橋兜町1-10

主催:平和不動産、メディアサーフコミュニケーションズ
企画:文化海、Essential Store、Somewhere in Tokyo
会場協力:白水社、山種不動産、ちばぎん証券
協力:日本音響、増田德兵衞商店、堀田カーペット

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