蛍雪ジェダイ
森山真司
ディストリクト ショッププレス
プレス兼ディストリクト
ホームページのコントロールとウィンドウディスプレイ担当。キャリア20年超のジェダイを目指す名物販売員
www.district.jp
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John Cater of Mars
2012.04.23
『ジョン・カーター』 John Carter (2012)
監督:アンドリュー・スタントン(『ファインディング・ニモ』)
出演:テイラー・キッチュ(『X-MEN ZERO』)、リン・コリンズ(『X-MEN ZERO』)、サマンサ・モートン(『マイノリティ・リポート』)、ウィレム・デフォー(『プラトーン』)、マーク・ストロング(『キック・アス』)、キリアン・ハインズ(『ミュンヘン』)、ダリル・サバラ(『スパイキッズ』)
100年前のパルプSFの古典、エドガー・ライス・バロウズの「火星のプリンセス」...半裸の男女が不思議なクリーチャーと闘う原作のイメージはある程度踏襲されながらディズニー印のエンターテインメントになっていました。
フランク・フラゼッタが描いたようなセクシーさはさすがに封印されていましたがユニークかつついつい感情移入してしまうクリーチャーや火星とはいえ剣でたたかうレトロな冒険ものとしてのヴィジュアルとか...たしかに懐かしいB級の世界です。 ウィレム・デフォー と サマンサ・モートンの演技が見事--これはアンディ・サーキスがゴラムで切り拓いたあたらしい演技ですね。クリーチャーに命を与える素晴らしい仕事でした。
『トロン』の時も業界とクリエイターの卵に見事な映像革命をもたらしながら興行的には大きな試練をディズニーに与えてしまったわけですが、本作でもまた同じような大赤字をもたらすんじゃないかといろいろと公開前から悪いウワサばかり先行していたので、SFファンとしてはだまってスルーはできませんでした。
面白いのでそこまでの大コケはないんじゃないでしょうか?30年後まで語り草になった『 トロン』のような革新性もないかもしれませんけど(^^ゞ
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