Vertical Horizon - Vertical Horizon　(仮）（平野太呂）

これを読んでくれている皆様こんにちわ。
日頃撮った写真と、たまに考えた事を載せていこうと思います。
とりあえず、僕の事を知らない人が多いと思うので、自己紹介をします。

普段は雑誌等を中心に写真の撮影をしています。たまにファッションもあるし、誰かのポートレートもある。そこらへんはあまり分けて考えていません。作品集がいくつかあります。２００５年に『POOL』という写真集をリトルモアという出版社から出しました。その他にもいくつかありますが、それは追々記すこととします。

僕の育った背景にはスケートボードがあります。物心ついたときに、真っ先に始めたのはスケートボードでした。ですので、大抵の価値観はそこで身につけたものだったり、何かを見て反応する時、どうしてもそこに戻っている自分があるのです。そしてスケートボードとは関係なく、写真というものに何故か心を惹かれる時期がありました。見ている光景を２次元にしてしまう写真の不思議さ。過去しか撮れない、終わってしまったことの記録。

スケートボードから派生した僕の価値観と、未解決な写真の不思議さが、くっついたり離れたり、もみくちゃになりながら坂を転がり落ちているのが今の僕の現状でしょう。坂は、たまに垂直だったり、平坦だったり。

縦位置の写真のことを英語でヴァーティカル（垂直）と言います。横位置はホライズン（水平）です。スケートボードの世界でもヴァーティカルという言葉をよく使います。重力に逆らって、あるいは利用して垂直の壁に挑みます。そんな世界では垂直と水平がもう入り乱れて、どちらの世界にいるのか分からなくなってしますのです。

ヴァーティカル・ホライズン（垂直な地平線）とは昔あったバンドの名前ですが、このブログを書くにあたって、丁度良いと思い引用させていただきました。

それでは、みなさんお付き合いよろしくお願いします。