GET IT RIGHT !
矢野考太郎
バーニーズ ニューヨーク メンズPR
世界有数のスペシャリティストアとしてワールドワイドな視点での品揃えが魅力の、「バーニーズ ニューヨーク」のPRを担当。
www.barneys.co.jp
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M's TURQUOISE TREASURES #2
2009.10.15
「 一番好きなターコイズは。。。 」
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私が表記をネイティブアメリカンジュエリーとしないのは、実は理由がありまして。
彼らは呼び名なんか気にしない。
白人から名前が付けられる以前からただ 「人(ヒト)」 である。
大航海時代、コロンブスと共にアメリカ大陸を発見した開拓者が、アメリカをインドと間違えてそこでインディオと呼んだことから~と良く色々な文献で書かれていますがそんな呼び名なんて気にしていない。
という文献や様々な話を聞き、またネイティブアメリカンという呼び名に含まれる差別を知ってあえてインディアンジュエリーと書いています。この話は長くなるので興味がある方は、私と飲みに行きましょう!
さて、今日は私が一番好きなアメリカ産ターコイズ
「BISBEE(ビズビー)」ターコイズについてお話します。
私が鉱脈を意識して買ったはじめてのジュエリーは、ビズビーがセットされたブレスレットでした。
他の5大ターコイズは全てネヴァダ州で採掘されたものですが、ビズビーだけはアリゾナ産です。
様々なインディアンジュエリーサイトや文献に記されている内容は割愛して、主観の魅力を語ります。
本来銅山の副産物として採掘されたビズビーは、アメリカ産ターコイズで最初にビジネスとして市場で取引されたターコイズです。
その魅力は深い青、すこし紫がかった独特な青とマトリックス(不純物)の入り方のバランスです。
非常に男性的な石でありながらも、私にはその模様から母なる大地、地球を想像させます。
グレードが高い=透明感があって堅い
のですが、トップグレードのビズビーは、本当にいくら見ても飽きることはなく
吸い込まれるような感覚を覚えます。
マトリックスが均一ではなくユニークな入り方をしているので
ご自分のお気に入りのバランスを探すのが楽しいしオススメです。
だから俺はビズビーターコイズしか興味がない というコレクターも多いです。
70年代に銅山の採掘が終了した為、現在市場に出回っているビズビーは全て昔採掘されたナチュラルか安定加工済の石です。
今良いグレードの物はごく限られた店でしか見ることが出来ず、入手するのはそれなりの出費を覚悟しなくてはなりません。
超私的感覚ですが6,7年前の相場の倍近いイメージで、それでも入手できるグレード(ターコイズの質)は8掛けというものです。
勿論ビズビーはグレードによって価格がまちまちですが、もしも良いビズビーを入手したいなら1キャラット(約0.2グラム)あたり。。。
いけない!ここから先はマニアックな話になります。
深く知りたい方は私を見かけた時に声をかけてください(笑)
そんな魅力的なビズビーターコイズがセットされたジュエリーが買える名店の代表は
JR中野駅から徒歩10分ほどの場所に位置する「NATIVE SPIRIT」さんです。
オーナーの正木大さんはビズビーの品揃えや入手のコネクションに絶対の自信を持ち私が勝手にターコイズの師と敬愛している方です。
私は正木さんからは65キャラットの特大ビズビーがセットされたブレスレットとマトリックスのバランスが最高なビズビーのリングの2点を買わせていただきました。
他の石で購入したジュエリーは色々ありますが、それはまた別の機会に。
勿論他の有名アメリカンターコイズの品揃えも圧巻です。
正木さんのターコイズのレクチャーは面白く、引き込まれます。
その好きな物に対する情熱に思い切り影響を受けました。
見た目もインディアンのような雰囲気のある方ですが(正木さん、失礼お許しを)、その外見通りディネ族とラコタ族に家族として迎え入れられ、年に数回は渡米されていて部族の儀式等にも参加されています。
ブログも大変面白いのでぜひチェックしてください。ブログ(http://native.exblog.jp/)
* 添付の写真は3枚とも正木さんの扱うビズビーがセットされたジュエリーの集合写真です。
これだけのクォリティのビズビーを扱う正木さんのサイト(http://www.native-spirit-trd-pst.com/)は、海外のコレクターからも熱い視線を浴びています。
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