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FEATURE|ルーカス B.B.『PAPERSKY』発行人兼編集長 ピープルフットウェアはサンダルのスウェットです。

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ルーカス B.B.『PAPERSKY』発行人兼編集長

ピープルフットウェアはサンダルのスウェットです。

明治通りから一歩入ると、渋谷とは思えないノスタルジックな住宅街が広がる。そんな中でもとりわけ年季の入った一軒家がトラベル・ライフスタイル誌『PAPERSKY』の発行人兼編集長、ルーカスB.B.さんのオフィスであり、住まいだ。一年の三分の一を旅しているというルーカスさんが日本に暮らす理由、編集長として伝えたいこと、そして旅支度のこだわりを、ざっくばらんに。

  • Photo_Tohru Yuasa
  • Text_Kei Takegawa
  • Edit_Ryo Muramatsu

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ぼくらが旅に出る理由。

朝8時30分のアポイントにはびっくりしました(笑)。

ルーカスみなさん、大変でしたね。ごめんなさい。この仕事はどうしても夜型になりがちでしょ。いい歳だし、体がもたないから、早めに動いて夜も12時には寝るようにしているんです。スタッフも9時にはやってきます。

ぼくは起きてすぐに奥さんと散歩します。広尾の有栖川公園まで。往復で1時間くらいかな。仕事終わりは銭湯で汗を流すのが日課です。

銭湯とはシブい。そしてやっぱり歩くんですね。

ルーカスもうほとんど病気です(笑)。

1年のうち4ヵ月は旅していらっしゃるとか。

ルーカス今日もこのあと、夜行バスに乗って明日から3日間取材です。山形をじっくり歩くつもりです。

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この質問は雑誌のコンセプトにもつながってきますけれど、なぜ旅して歩くことに惹かれるのですか。

ルーカス大学を卒業した翌日に日本に来たのも旅なら、毎朝の散歩も旅。旅はぼくの人生そのもの。旅を通してその街の文化と触れ合えば、最近流行りのウェルネスをやるよりずっと健康的でいられるよ。

日本に興味をもったとっかかりは服だったけれど、旅のおかげでありとあらゆるものが好きになった。食べるものも、自然も、人も。

〈イッセイ ミヤケ〉や〈コム デ ギャルソン〉への憧れがあったそうですが、いまやみる影もありません(笑)。

ルーカス旅が生活の中心だからね。旅支度は少なければ少ないほどいいから、どんなシーンにも応えてくれる汎用性が大切です。汚れが目立たず、街中でも使えるブラックデニムは何本も穿き潰してきました。いま、防水加工を施したデニムを開発中です。すこしまえにスタートさせた「PAPERSKY STORE」で売り出す予定。オリジナルを扱うサイトね。旅をコンセプトにしたラインナップって他にないでしょ。ぼくらは実際に旅をしているし、良いものができるんじゃないかと思って。

くだんのブラックデニムをお願いしているのは〈ディーパーズウェア〉。ライフ・スペック・ウェアを掲げた日本のブランドです。今日穿いているのもそこのです。

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もっともキャッチーな一足がこちらのビーチサンダル「THE LENNON SLIDE」。両足揃ってはじめてストラップのプリントが “People” と読める寸法だ。独自開発のSkylite™EVAソールは超軽量にして、衝撃吸収力があり、グリップ力にすぐれる。スリット入りのインソールが足裏の通気性と耐滑性の向上に貢献する。¥5,500+TAX

旅先ではサンダルで過ごすことが多いそうですね。

ルーカスサンダルは疲れた足を解放してくれます。ずっと〈ハワイアナス〉だったけど、最近は台湾でみつけた便所サンダル。これならソックスのまま履けます。

〈ピープルフットウェア〉はいかがですか。

ルーカスとにかく軽くて驚いたよ。履き心地もふわりとして気持ちいい。たくさんのサンダルを履いてきたけれど、かつて味わったことのない感覚。たったいま、閃いたね。〈ピープルフットウェア〉はサンダルのスウェットです。それにシンプルで、シック。数あるEVAのシューズのなかでもこれは大人が履ける一足だと思います。

あとさ、このモデル名からしておそらくデザイナーはジョン・レノンが好きだよね。そういう遊び心もいい。

サンダルを履くようになったのは日本に来てからだそうですね。

ルーカス銭湯とおなじで、じつはアメリカ人にはあまり馴染みがないんです。けれど、高温多湿の日本では欠かせない。やっぱりその土地土地で生まれたアイテムというものは理にかなっています。すでに人生の半分を日本で暮らしているから、いまはサンダルを履くのもみんなで裸になるのもへっちゃらだよ。

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ネオプレーン&ナイロンウェビングベルトで足をがっつりとホールドしてくれるスポーツサンダル「THE LENNON CHILLER」。ネオプレーンには通気性を確保すべくパーフォレーション加工が施されている。ストライプ・パターンのベルトがほどよいアクセントに。Skylite™EVAソール採用。ルーカスのお気に入り。¥7,800+TAX

むかしの街並みが浮かび上がってくる。

最近はイベントも積極的に仕掛けています。

ルーカス厳しい雑誌業界で生き残るにはどうすればいいかを考えた。ヒントはコックさん。彼らは料理したその場でお客さんの反応がみられるでしょ。うらやましかった。これを雑誌に置き換えたらどうなるか。で、誌面を丸ごと体験することのできる機会をつくろうと思ったんです。自転車で各地を巡るツール・ド・ニッポンは立ち上げて6年になります。すでに20箇所は訪れたね。次は9月に秋田、3月に浜松を予定しているからぜひ参加してみてよ。

ルーカスさんはなにかにつけて目のつけどころがよくて、しかも早い。雑誌で紹介されているモノやコトも驚きの連続です。小豆島にお遍路があるなんて知りませんでした。空海も修行したそうですね。

ルーカス足で稼ぐ、人と会うという編集者として当たり前のことをやっているからだと思います。気づけば都道府県はすべて制覇していましたね。

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千利休が考案したともいわれる履物、雪駄をモチーフにしたサンダルはその名も「THE YOKO」。どうやらデザイナーはルーカスの推察どおり、ジョン・レノンを敬愛しているよう。肉厚でたっぷりと幅をとったEVAのソールは長時間の歩行も快適。こちらのカーキは日本限定カラー。浴衣の足元にもどうぞ。¥3,800+TAX

旧街道を積極的に取り上げています。

ルーカス奥さんの実家が焼津でね。旧街道が近くを通っていることがわかったの。いろんな発見があるかも知れないと思って奥さんを誘ったら、即却下。数年越しで説得しました(笑)。東京から200キロ。6日かけて歩ききった。これが面白かった。歩いているとね、むかしの街並みが浮かび上がってくるんです。ただ、アスファルトの上を歩き続けるというのは想像以上に足にダメージを与える。マメができて、爪が剥がれて、靴のことをよく考えるようになりました。乗り気じゃなかった奥さんの方が元気だった(笑)。

道中はなにを履かれていますか。

ルーカス〈コロンビア モントレイル〉が多いですね。ひじょうにすぐれたプロダクトだけれど、不満がないわけじゃない。その日のうちにゴールにたどり着けるトレイルランナーと違って、ぼくらは何日もおなじ靴を履かなければならない。防水性など欲しいスペックはいろいろとあるんだ。〈ピープルフットウェア〉でつくってよ(笑)。

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通気性、伸縮性にすぐれたストレッチメッシュをまとった「THE AQUA LENNON」はまさに水陸両用で活躍してくれる一足。その商標をもつベルクロUSAのベルクロ(面ファスナー)はフィット感も格別だ。マルチカラーの配色はこれからの季節、海や川で活躍してくれること間違いなし。Skylite™EVAソール採用。¥8,800+TAX

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ルーカス・バデキ・バルコ
1971年、アメリカ・ボルティモア生まれ。カリフォルニア大卒。1996年にニーハイメディア・ジャパンを設立、雑誌『TOKION』を創刊した。藤原ヒロシやNIGO®を紹介し、注目を集める。2002年に『PAPERSKY』を創刊、読者との交流を目的とした「PAPERSKY club」やオリジナルブランドを扱う「PAPERSKY STORE」も運営している。www.papersky.jp

キャンバス
電話:03-5639-9669
http://canvascoltd.jp

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