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8月某日 くもり

2011.08.24

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201108tori.JPG


写真: 会場があまりにもきらびやかすぎて、一眼レフのようなアキバ系アイテムを出す勇気が出せず......。というわけで、全く関係のない写真。


この秋から新しく始まるビューティー企画の前哨戦として、編集のTさんと、ファンデーションの新作記念イベントへ行くことに。午前中、別の仕事が長引き全力ダッシュを余儀なくされたため、ボサボサ頭で化粧が溶けかけた姿で行ったところ、会場の皆さんは頭からつま先まで完璧にドレスアップされた優雅な人々で、私は完全に掃き溜めに鶴の逆バージョンと化していた。受付でも、着衣の乱れを指摘され、笑顔で化粧室まで案内されてしまい恥ずかしさで死にそうに!


会場はスワロフスキーとピンクの花が乱舞する女子力の絶頂ともいうべき高い空間で、席に着くとピンクのノンアルコールカクテルにピンクのスイーツが振舞われ、あまりの事態に圧倒された。壇上の方々も「自分らしく輝く」「皆さんのような輝いている女性」など「輝く」という言葉を連呼。人生史上、これほどまでに女に生まれたことを肯定され続けたことがあっただろうか?


とはいえ女性性だけが全肯定されているわけではなく、ファンデーションのイベントなので、当然ファンデーションの素晴らしさも全面的に讃えられていた。新作ファンデが汗に強いということを示すため、ファンデの粉を指にまぶし、水の中に指を浸しても、粉が水をはじくので指が塗れない! という実験が行われ「すごい!」「信じられない!」という驚きの悲鳴が上がり、一同新作ファンデを絶賛。


そうして、会の盛り上がりが最高潮に達したタイミングで、実際にファンデーションを試してみることに。メイクアップアーティストの方の指南のもと、みんながメイクアップに励む中、私と編集者さんの二人だけが異常なスピードでメイクを終えてしまい驚かれた。編集者さんは薄化粧で美しい方なのでともかく、私は厚化粧であるにも関わらず速く、ガサツな性格が浮き彫りに......。時間が大幅に余ってしまったので「世の人はこんな丁寧にメイクしているんですね」とささやきあい、おのれの野生ぶりを反省した。


別世界に翻弄されているうちにあっという間に時は過ぎ、パーティーも終わりに。女性性を肯定され続けた挙句、おみやげに新作ファンデと下地、コンシーラー2種まで頂いてしまい、今日が私の人生の頂点なのではないかという疑いが......。


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