カッキー&翼
柿本 陽平
フリープランナー
熊本生まれ、熊工野球部卒。2003年に某セレクトショップに入社。現場を経験し、2006年より6年間プレスを務める。週1、2の海遊びでガソリン補給をしながら、ネクストステージに向け目下準備中。新しいモノより古いモノ、化繊より天然繊維が好き。
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初めての大会。
2010.08.02
ついにやってきてしまった。
日曜は日本が誇るサーフPである千葉・志田下にて初の大会。朝の5時集合。
早速、受付の順番待ちに並ぶ。
出場するのはショートボードの部。この大会は選手レベルに対してのクラス分けがなく、実力の差の開きが事前から噂されていた。参加者の体型や顔の雰囲気を見ていやーな空気を察する。毎週末行ってるだけで私服と顔の色で何となくわかるものだ。この人は上級者で、あの人はローカル。あいつは丘サーファーだなんて。
明らかに顔だけ黒い、そしてゴツい。これは半端ないぞ。
そして受付に置かれていたエントリー選手一覧を流し目で確認。その予感が的中した。
選手氏名の横に一斉に書かれたサーフィン歴。10年だの15年だの。中には20年越えのベテラン選手も。まだまだ歴4年弱の週末サーファーがここにいていいものか。
そうこう思っているうちに大会はスタート。
自分のひとつ前のヒートで出場する印南としみの戦いを見ながら、少し安心する。明らかに善戦している。これが若い力だ。他に目立った選手もいないし、実力もとんとん。これはイケる。彼のおかげで少し勇気が出た。
そして自分の番だ。
自分のヒートは5人。時間は13分間でポイントの高い2人が次に進める。
海に入ると何故か緊張もホグれる、ラッキーな性格。よしよし。
そして、始まりの合図。1分後、ある異変に気づいた。5人中3人がまったく笑えない動きをしている。ライト、レギュラー共に激しいリップと深いカットバックのオンパレード。なにこれ?
そして、開始2分が過ぎた頃には気づいてしまう。どんだけ最高のパフォーマンスが出来たとこで勝ち目ねーわ。結局完全に雰囲気に飲み込まれ、しょぼ波に手を出し続け、すぐ波につかまり、最高のパフォーマンスは愚か残念なライディング数本のみ。普段やってることの半分も出せないまま終了のブザーがなる。まーこんなもんだ。ださっ。
一緒のヒートで戦ったマックス。
ファンボードの部で出場の熊谷さんを応援する諸先輩方。
奥から関田さん、宮島さん、軍司さん、303シェイパーである千葉公平さん。
ひとつひとつのライディングに歓声があがる。
自分の結果は散々だったが、また出たいと思ってしまうのが不思議だ。1年に1度は必ず出たい。確実にいい経験になったし、何をすべきかもわかった気がする。毎年少しずつ上達してみせる。この大会を教えて頂いた荒木さん、話をつけて頂いた宮島さん、恵美さん、板の修理を間に合わせて頂いた303の皆様、ありがとうございました。
さて、来週はニイジマトリップだ。台風こい。
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