(株)キシマリ
キシマリ
photographer
ファッションや、広告、ポートレイト、アーティスト写真などの分野で活躍中。最近は、movie制作にも力を入れている。
kisimari.jimdo.com/
FEMME所属 www.femme-de.com/
Thanks mama
2013.04.24
昨日は1泊出張だったので家族とは離れていました。
この間、長女を公園に迎えに行ったとき
「ママ、そんな派手な格好やめて!」
と言われたことを思い出しました。
深緑のサテンのワンピースを着ていて決して派手ではない?
と自分で思ったのにかなり言われてしまいショックでした。
なんで?ママお洒落しちゃいけないの?と心の中で呟きました。
一瞬にして私が小学生の時に母に言った言葉が鮮明に蘇ってきました。
「学校の授業参観にはそんな汚らしい格好で来ないでよ!
化粧もちゃんとしてよ!」
父と母は私たち兄弟3人を育てるために昼夜一生懸命働いていました。
毎日残業の母は、自分を着飾る事も忘れ、髪の毛は振り乱しながら
兄を後ろ、私を前に自転車に乗せて一駅分こいで、最後に急な坂を頑張って登って
保育園に連れていってくれました。
その記憶が一瞬にして蘇ってきたのです。
親は子供の鏡だと思います。
母はノーメイクでもボロボロの服でも輝いていました。
とても知的でいろんなおもちゃを手作りしてくれたり
毎晩、私たちに本を読んでくれました。
そんな母の影響で今の私が出来たんだ、私は娘達に誇れるようなことを
してるのか?恥ずかしながら微妙かなと思っています。
仕事優先でどちらかというと外に出て撮影しているのが好きです。
シングルの頑張ってるママさんが
「どうしてシングルのパパが頑張ってるとご苦労様ですとか、お疲れさまですと言われるの?
私たちシングルのママはお父さんの分まで頑張って働いて仕事で遅れるとみんなに
すみません!すみません!とたくさん頭を下げなくてはいけないの?」
女性は社会に出るといろんな壁や弊害が出てくると思います。
こんなこと今まで誰にも話したこともないですが、
私は子供がいてもいなくても頑張ってる女性を応援していきたいです。
そしてそんな厳しい社会を私が大丈夫だよって言えるように変えていきたいです。
そんな気持ちにさせてくれた私の母に大きな感謝を贈りたいです。
お母さん、いつもありがとうございます。
