猪木と西武球場
2013.04.15
ももいろクローバーZのコンサートを見るため西武ドームに行って来た。つい2年前まで中野サンプラザだったのが、今や球場が2日間満員である。


それはともかく、春の西武ドーム(西武球場)と言えば、実は猪木がジャイアント馬場と対決した重要な場所なのである。
1980年4月3日。
東スポ主催でただ一度だけ行われた、プロレスラー対抗ソフトボール大会で、猪木は馬場が率いる全日本プロレスチームと対戦している。
引き抜き戦争勃発の前年、平和な時代もあったのだ。
猪木は4番でピッチャー、しかも監督として新日本プロレスチームの指揮を執るプレーイングマネージャーであった。
1番 山本小鉄
2番 倍賞鉄夫
3番 長州力
4番 アントニオ猪木
5番 ストロング小林/星野勘太郎/仲野信市
6番 坂口征二/高田伸彦
7番 永源遥
8番 木戸修
9番 木村健吾
監督の猪木が決めたのだろうか、眺めるだけでもワクワクする昭和・新日本プロレスのオーダーである(倍賞美津子がDHで出場!)。
監督の猪木が決めたのだろうか、眺めるだけでもワクワクする昭和・新日本プロレスのオーダーである(倍賞美津子がDHで出場!)。
昨年、長州と高田がトークショーで共演した際、この試合の話を笑顔いっぱいで振り返った通り、結果は22対5で新日本プロレスが圧勝しているのだ。
全日本側がバラバラのジャージ姿だったのに対し、新日本側はお揃いのユニフォーム姿で統一、事前に自衛隊チームとも練習試合をして備えるなど、試合に向けた覚悟はまったく違ったようである。
ピッチャー猪木は全日本打線を5点に抑える完投勝利。
しかも、打っては5打数4安打、ホームラン1本の大活躍で最高殊勲選手賞を受賞している。猪木は格闘技以外は運動音痴説を吹き飛ばす活躍と言ってもいいだろう。
そして、注目のBI対決は、ピッチャー猪木とバッター馬場というシチュエーションで一度だけ実現し、猪木が馬場を三振に打ち取っているのだ。
前年の武道館で猪木と馬場が約束した一騎討ちが実現となったわけだが、2大巨頭の対決を目撃した観客はわずか3000人と、昨日のももいろクローバーZの観客の10分の1なのであった。
全日本側がバラバラのジャージ姿だったのに対し、新日本側はお揃いのユニフォーム姿で統一、事前に自衛隊チームとも練習試合をして備えるなど、試合に向けた覚悟はまったく違ったようである。
ピッチャー猪木は全日本打線を5点に抑える完投勝利。
しかも、打っては5打数4安打、ホームラン1本の大活躍で最高殊勲選手賞を受賞している。猪木は格闘技以外は運動音痴説を吹き飛ばす活躍と言ってもいいだろう。
そして、注目のBI対決は、ピッチャー猪木とバッター馬場というシチュエーションで一度だけ実現し、猪木が馬場を三振に打ち取っているのだ。
前年の武道館で猪木と馬場が約束した一騎討ちが実現となったわけだが、2大巨頭の対決を目撃した観客はわずか3000人と、昨日のももいろクローバーZの観客の10分の1なのであった。