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栗原道彦フリーバイヤー(?)1977年生まれ2010年に有限会社ロストヒルズを退社。2011年よりフリーでの活動を開始(?)。

クリちゃんがイクッ。

栗原道彦
フリーバイヤー(?)

1977年生まれ
2010年に有限会社ロストヒルズを退社。
2011年よりフリーでの活動を開始(?)。

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無知は罪。

2007.05.04

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いやー、原宿界隈のゴールデンウィーク中の人出はすごいですね!
前年比200%くらいでしょうか(言いすぎ。)???
これも景気がよくなってきてる兆候なのかなーと思ったんですが。
僕は今日も働いています....
その代わり、5月1日、2日と2連休だったので初日は映画を観に行ってきました。

今話題(の「BLOOD DIAMOND」を観てきました。
僕の周りでは、観た人全員が「面白い。」って言ってたのでかなり期待していたんですが評判通りに面白かったです。
しかしこの映画はダイヤモンド業界でかなりの大問題になっているそうです。
というのも、この映画の舞台はアフリカのシエラレオネ、1990年代初頭の内戦とダイヤの繋がりを描いた作品で、「密輸、密売によって市場に流通したダイヤによってもたらされた利益が内戦(っていうかこの作品を見る限り虐殺ですね...)の資金になっていた。」という問題をクローズアップ。
現在はダイヤ製品に原産国の証明書をつけるなど、企業側がいろいろな手段を駆使し、出所の怪しいダイヤは扱わないようにしているらしいのですが。
しかしながら、劇中ではソレすら簡単にスルーできるシーンなども描かれており、そういった証明書なんかもどこまで信用してよいのやら?微妙なところです。
世界のダイヤモンド市場の数十%を占めるデビアス社などはこの映画に対抗して昨年から大規模なキャンペーンを行い、自社ダイヤがクリーンである事を世界に向けて宣伝しているそうです。
結局この映画では、「欧米人がダイヤを欲しがるとアフリカ人が死ぬ。」という事実を訴えているんですが。


コレを観て思い出したのが、僕が付き合いのあるアメリカの古着卸会社のオーナーがアルメニア人で、80年代後半のアルメニア独立戦争(VSソ連)時、独立軍への資金援助に会社の利益を送金していたという話。
このケースは内戦ではなく独立戦争なので、独立したいアルメニア側からしてみれば善意の金ですが、独立を阻止したいソ連側からしたら悪意の金になってしまう訳で....
善悪を判断するのは難しいんですが、いずれにしろ日本人が古着に使ったお金が戦争に使われていたという事になります。(これは昔の話です。念の為。
また、現在では市場に流通しているかなりな割合の覚醒剤が北朝鮮産だったりするそうです。
このようにダイヤのみならずとも、消費者が払ったお金が自分の知らないところで犯罪組織、国家などの資金になり、戦争、虐殺、殺人などに使われる可能性があるという事。(覚醒剤は犯罪なので、勿論それ以前の問題です。)
一人一人ができる事には個人差、制限がありますが、近年、問題になっている環境問題なども含め、とりあえず「何が世界で起こっているのか。」を知る事はホントに大事だなーと痛感させられました。
まあダイヤに関しては、残念ながら僕には「興味&財力」がないので、不買運動には自動的に参加いたしております....

かなり小難しい話になってしまいましたが、最後にお得情報。
毎月1日は映画の日。全国どこの映画館でも1人1000円で映画が観れます。
って、もしかしてこれってすでに社会の常識ですか???
僕は最近知ったんですけど..... そしたら僕が無知って事ですね....

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