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What the great islands "Saipan & Tinian"! #3。
2011.01.23
本日はテニアン島内に今も残る、日本統治下時代および戦後すぐ頃に建てられた建物等の画像を。
まずは日の出神社跡と呼ばれている建物跡地。ただし実際は神社の跡地ではなく、戦前はサトウキビ運搬列車のロータリーがあった場所で、戦後アメリカ人によって建てられた戦没者を祀る慰霊碑の跡地なんだそうです。(戦後、現地のチャモロ人が日本人戦没者を祀るために建てた慰霊碑跡という説もあるそうです。)
コチラは米海軍の野戦病院だった場所で、日の出神社跡同様、現在は土台しか残っていませんでした。
「ホントにこの先何かあるんかな?」と不安になりながらジャングルの中のガタガタ道を抜けると、ご覧の日本村跡に辿り着けました。
ただしこの建物跡以外は一面ただのジャングルで、かつて栄えていた村も戦後数十年の間にすっかり自然に還ってしまったようです。
島の中ほどに建てられているシービー(SEA BEES:米海軍工兵部隊)の記念碑に描かれた大戦当時の地図をよく見ると上述の日本村もしっかりと記されており、当時は数本の道路が走る村落であったことが分かります。
島南部にあるタガ遺跡の脇にも、昭和13年に「南洋庁サイパン支局テニアン出張所」によって建てられた日本語の石碑が。
コチラが僕の中で一番印象に残った島南部の山中にある住吉神社跡。
鳥居をくぐると数十段の階段があり、その先には小さな社殿(コレは戦後に建てられたモノだそうです。)もしっかりと残っています。
こんな熱帯の南の島の山中に神社跡があるという、本当にとても不思議な空間。
ただしココに辿り着くまでには結構な急斜面の山道を車で登らなくてはならず、しかも帰りはその山道をしばらくスーパーバックで戻らなければいけないので訪れる方はどうぞご注意を。
それとこれもホント不思議なんですが、こんな凄いスポットが何故か「地球の歩き方」には載ってないんですよね。
僕はたまたま現地のレンタカー会社のおっさんからもらった地図にココが載っていたおかげで訪れることが出来ましたが、帰国後にネットで調べてみた結果、どうやらこの住吉神社の他にも何か所か神社跡があるらしく、それらを巡る目的でテニアンを訪れる日本人旅行者もいるほどなんだそう。
テニアンはホント、また近々訪れたいとても素敵なところでした。
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