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時代観 GUEST by MIKIO SAKABE
2011.08.02
松井(以下略M):いつもプレスルームで見かけますが、久しぶりに話ましたね(笑)
MIKIO(以下略M):こんにちは。松井さん忙しそうですもんね。
M:そんなことないよ。MIKIOが勝手にそう思ってるだけでしょ?
震災以降、少し卑屈だよね。
M:震災以降卑屈じゃないですよ。むしろ今こそやるべきことがいっぱいあります
よね?
M:例えば?
M:やっぱりねぇ、震災以降は世界から次の日本の発信するモノ自体
とても注目されているし。
M:それは俺も感じるね。
10月のroomsLINKの問い合わせすごい増えてるもん。
特にMIKIOが何するかっての多いしね。
M:原発嫌いだしね。
M: え! いきなりそこ?
M:原発を中心とした20世紀の社会がそもそも日本の国民性とあってなかった
と思うんだよね。
今となっては、そもそもこの原発を作ってから今まで地震大国の日本に
50個以上の原発があること自体を皆が問題にしなかったことにびっくり。
M:俺はそう言われて気がついたけど、原発があるから大量消費国として
なりたってるわけだよね?
M:でも原発がなく、大量消費をしない社会が出来たら
それこそ理想の国だと思うよ。
M:理想?MIKIOの理想って何よ?
M:大量消費をする為に過度に働く社会に成り下がっているのが不健康。
M:言われるとそうだね。俺も岐阜出身だけど
岐阜でそんなに洋服っていらなかったもん。
たまに自分が何か表現したいときにおしゃれしたいくらいだったもん。
M:全部が全部だめってわけじゃないんだけど、誰も気がついていないこの
日本のシステムがおかしいんだと思うんだ。
M:わかるーーー
M:ファッションはこれからまったく違うシステムにしていくべき。
それこそがクリエーション。
システム編成がファッション業界はとても苦手だと思う。
M:難しいこというね。
M:そもそもファッション内でファッションを訴えかけることは出来るけど
ファッション外の人に訴えることはとても苦手ってこと。
M:岐阜のうちのオカンとか?
M:そうそう(笑)
M:じゃあどうするの?
M:まずチーム編成を変えることだと思う。
なんか、成功する、しないにかかわらず数学者や学者とかお笑い芸人とか
と組むこととかイメージしてもらうとわかりやすいかも。
M:するとどんな化学反応がおこんの?
M:何が起こるかわかんないじゃん。
でも、ファッションがファッション以外の人と混ざれる時代がこなければ
未来はないと思うよ。
M:そういうことか。
長くなりそうだからまた別の機会に話そうよ。
次のコレクションは結構意識的な要素を入れるってことだと
勝手に期待してるからね。
M:期待してて(笑)
続く


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