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「STREET KINGS」

2009.07.03

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フェイクシティ」原題「STREET KINGS」
キアヌ・リーブス主演、フォレスト・ウィテカー、ヒュー・ローリークリス・エヴァンス共演。脚本は「LAコンフィデンシャル」のジェームズ・エルロイ、監督が「トレーニング・デイ」のデヴィビッド・エアー...。制作陣だけでどんな映画かは想像がついてしまい、事実その通りでした。あんまりけなしたくはないけど、先が読める展開。

LAコンフィデンシャルの粋な時代背景もなくなって、トレーニング・デイほどの強烈な毒もなくすべてに新鮮味がなかった。キアヌが銃を構える姿には「マトリックス」よりも「スピード」や「ハートブルー」を思い出させて懐かしかったけど、今回は正義の味方とは言えない腐敗した警官役。「Dr.HOUSE」のヒュー・ローリーの存在感が良かったです。フォレスト・ウィテカーに最初に注目したのは「プラトーン」や「張り込み」ですが、ウマいと感じさせたのはクリント・イーストウッド監督のチャーリー・パーカー伝記「BIRD」。歳とっていない気がするのは私だけでしょうか^^。

いい俳優といい本、いい監督がそろっているだけにお話はしっかり画面に引き付けてくれますが、使い古されたテーマというそれだけで残念。軽く観るにはいいでしょう。(暴力描写はしっかりあるのでバイオレンスアクションとして)。

ラストに手に握るLAPDバッジをチラ見するキアヌの描写がありますが、ジョニー・ユタ(「ハートブルー」)同様投げ捨てるかな?と期待したりして...。違ったけど。

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