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「The Curious Case Of Benjamin Button」

2009.07.24

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ベンジャミン・バトン 数奇な人生」 The Curious Case Of Benjamin Button
監督:デビッド・フィンチャー 脚本:エリック・ロス 主演:ブラッド・ピットケイト・ブランシェットジュリア・オーモンドティルダ・スゥィントン

ブラッド・ピットのクレジットを見て特に観てみたいとは思わなかった。それがケイト・ブランシェットとの共演でも...。デビット・フィンチャーが監督でエリック・ロス脚本(こないだの「ミュンヘン」の脚本も。代表は「フォレスト・ガンプ」)の組合せが見る気にさせました。

戦争で失った息子の命を取り戻したいと駅の大時計を依頼された時計職人が逆回りの時計をつくってしまうある男のエピソードから始まる。

もし時間を戻せたら...という仮説は昔からありますが、この物語はちょっと違って、老人の体を持って産まれ、歳をとるほどに体が若返るベンジャミン(時間はみんなと同じように進んでいる)と、その初恋の相手デイジーのすれ違い続きの悲恋の物語と、不思議な体を持つことで体験する数々の物語をたんたんと描きます。なんだか、フォレスト・ガンプ恋物語みたい...とやっぱり思います。

愛されず産み落とされ最後に最愛の人のもとで生を終える彼の人生は逆回りとはいえ幸福だったのでは...?いっとき体と年齢が釣り合った二人の幸せな時間をクライマックスに彼の人生は常に最愛のデイジーを求めた旅だったともいえます。結局時間を(そして老いを)超えることができるのは愛なんですね。期待していなかっただけにいい映画を見たと思えました。

アカデミー受賞部門を見てもわかるとおり、みどころはその映像。別人の俳優にCGメイクで作り上げた老人のブラット・ピットの顔を挿げ替えたり、ケイト、プラピの若返り映像の素晴らしいこと。「テルマ&ルイーズ」や「リバー・ランズ・スルー・イット」時代のブラピを知っているわたしには結構懐かしく見れる特典付き。

デジタル・ドメインの仕事ですがその仕事ぶりを紹介する以下のサイトも要チェックです。
Behind The Scene Of Benjamin Button
jedi_benjamin_button_behind_the_scene.jpg


最後に、「エイリアン3」、「セブン」、「ゲーム」、「ファイトクラブ」、「パニック・ルーム」、「ゾディアック」...とわたしが動向を追っているお気に入り監督の一人、デビット・フィンチャー。光と影を使いこなし、ジョーダン・クローネンウェスを師と仰ぐ映像美と特撮の活かし方を熟知している彼ならでは...といえるかと言えば...ほかの監督でもよかったかも^^

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