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「Changeling」

2009.08.13

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jedi_090813_changeling.jpg「チェンジリング」 原題「Chengeling」監督:クリント・イーストウッド 主演:アンジョリーナ・ジョリージョン・マルコビッチ
西洋の言い伝えで妖精が子供を誘拐して、代わりに置いていく妖精の子供のことをチェンジリングとよぶそうです。イーストウッド自身は監督に徹して姿は見られませんが(次の「グラン・トリノ」は必然的に自分が出る方が良かったと語っていました)、期待をおおきく上回る出来。

「20年代 LAのシングル・マザーの息子が行方不明になり懸命に捜索を続ける中、警察によってイリノイ州で保護され自分のもとに帰ってきた子供は全くの別人だった」この導入のみの前知識でしたが、単調な悲劇の描写かと思ったら、まだ女性権利も確立されていない時代に息子の無事を信じ、警察の腐敗にも横暴な圧力にも負けずに、勇敢に戦いを挑む勧善懲悪ドラマ。

もちろん、息子失踪の悲劇、幼児連続殺人犯のサスペンスと痛ましい事実は盛りだくさんなのでピーンと張り詰めた緊張感もしっかり持続させてくれます。それでもなおラストの希望をはらんだ彼女の姿にヒーローものを見たような爽快さを感じさせてくれました。

これがまったくの実話というから恐ろしい。弱者を都合よく押しつぶし事実を捻じ曲げる権力も悪。子供を親から奪う犯罪者ももちろん悪。こういった痛ましい事件が繰り返されませんように。
Walter Collins.jpg※実際のウォルター・コリンズ少年※

イーストウッド...衰えるどころかどんどん冴えています。

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