蛍雪ジェダイ
森山真司
ディストリクト ショッププレス
プレス兼ディストリクト
ホームページのコントロールとウィンドウディスプレイ担当。キャリア20年超のジェダイを目指す名物販売員
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『20th century boys 3』
2009.09.01
『20世紀少年-最終章 ぼくらの旗』
ようやく本日見てきました。待ちに待った最終章。漫画の復習も完了して挑みました。
世界大統領として君臨するともだちが支配する世界"ともだち歴3年"が舞台。第2章が原作の15巻までにあたり、最終章が描くのは2度目の殺人ウィルスで荒廃した世界とともだちが東京に再現した昭和の街が主なシーン。
第2章ではほとんど登場しなかったケンジの復活と"スーダラ"そして関所越え、ようやく活躍するキリコとケロヨンの対細菌戦のパート、コンチのラジオと13号の出会い、カンナが開催するフェスティバルをクライマックスに世界の終末劇の進行と急速に"おわり"にむかい160分の上映時間もあっという間でした。
ラストのネタばれは避けますが原作の素晴らしい締めくくりを補強する形で決着をつけてくれてホッとしました。これならファンの方々も納得でしょう。
いろいろ細かいことを言うと原作との違いというか尺の関係でその通りにできなかったであろう箇所はたくさんありますが(ここで列挙はしません)、ケンジ対ロボットが少年時代の喧嘩とシンクロする演出や待ちに待ったケンジ、ビリー、チャーリーの実際の演奏の盛り上がりは映画ならではの興奮。
名曲?"ボブ・レノン"の演奏が始まると不覚にも涙腺が緩みました^^
実はひさびさ劇場に邦画を見に行きました。アニメ以外だと『影武者』以来かもしれません(爆)
それだけ期待させ、そしてちゃんと受け止めてくれた映画でした。前にも書きましたが携わった方々の作品に対する並々ならぬ愛を感じます。
ちょっとだけ言わせてもらうと(読みたい方だけ反転させてください^^)
ともだちがダメなら今度はケンジ!(けっきょく別のカルトへ)とばかり♪スーダラ♪と口ずさみながら集まる群衆には正直「?」でした...。だってともだちが予言した宇宙人襲来と殺人ウィルスから逃れてきたんでしょ?もうちょっと切迫していい気がします。
それを言うなら3作通じてサスペンスフルな展開のはずが、いまひとつ盛り上がりに欠ける平坦な作りなのはつくづく残念。これは音楽や編集の問題だな...
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