蛍雪ジェダイ
森山真司
ディストリクト ショッププレス
プレス兼ディストリクト
ホームページのコントロールとウィンドウディスプレイ担当。キャリア20年超のジェダイを目指す名物販売員
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『2010』(1984)
2010.01.02
『2010年』2010 :THE YEAR WE MAKE CONTACT
監督:ピーター・ハイアムズ
原作:アーサー・C.クラーク
主演:ロイ・シャイダー、ジョン・リスゴー、ヘレン・ミレン
SFX:リチャード・エドランド
予告通りお正月に鑑賞☆幸運にも12月30日にカートに入れたamazonが一日に届けてくれた( ^ω^)
1984年と言えば『ターミネーター』に『グレムリン』、『ビバリーヒルズ・コップ』、『ゴーストバスターズ』『スプラッシュ』に『インディ・ジョーンズ:魔宮の伝説』、『風の谷のナウシカ』、『ネバーエンディングストーリー』にジョージ・オーウェルの古典SFの映画化『1984』とEurythmics(そういえばオーウェルを知らずに「1Q84」で盛り上がっちゃダメでしょ)、...。この年、いかにわたしが忙しかったか(^^ゞ!
『2001年~』のモノリスとスターチャイルドの意思は?HALの暴走の原因は?その後、ボーマンはどうなった?数々の謎を放置した前作を見事に解決してくれる本作。前作でモノリスを調査しに月面クラビウス基地に降り立ったフロイド博士が今回は主人公。公開当時のソ連とアメリカの対立を宇宙に持ち込み人類の諍いがいかに瑣末かも対比させてくれます。
確かに、キューブリックのもつカリスマ性はありませんが、SF的面白さは十分。そして『2001年~』を観てなんじゃこりゃ!?と匙を投げてしまった人(寝てしまったヒトは除外)にはそういうことだったの!と納得&すっきりすること請け合いです。HALは正常に作動するのか?フロイド博士らは無事脱出できるのか?地球上で緊張が高まる大国間...とサスペンス性も高くエンターティンメントととしてよくできていると思うのですが、あまりに前作が偉大すぎてあまり顧みられることがありません。イインダケドナ...。
『1984』もそうですが、SFのはるかな未来だった年が実際になった今年。作中では宇宙の壮大な意思に触れ、国家間の紛争も決着を見せますが、いまだに現実が追いつかないのは悲しいですね。
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