What is District "HANPATAKE" - 蛍雪ジェダイ（森山真司）

今、Districtで起こっている"ハンパ丈"現象を図解にて検証してみようと思います。
過去にはスマートなシルエットが持てはやされ細い・長いラインを重視した時代がありました（左）、ただディオール・オムのあのデニムが巷にあふれだすと、あのクシャクシャした足もとのブレイクが天邪鬼な一部の人には受け入れ難くなり...そしてより短くボリュームを持った靴が新鮮に見えだしたのです（右）。それがALDEN、Tricker'sが再注目され始めた2年前位...。それでは足もとのパンツの裾ブレイクも無粋に見え始めます。すっぱりノンブレイクが一番おさまりがいい。90年代のUAのスーツスタイルを知っている人にはむしろ懐かしかったかもしれません。

昨年から、短い丈に慣れてくると、足首周りの軽快さが病みつきになります。コレクションなどでもあちこちで目にする"クロップト"現象に背中を押された結果、より短く...ハンパ丈の登場です。

ただし、単純にくるぶし全開にしたら気づかされます。腰回りのボリューム（横に）が欲しくなるのです。Districtハンパ丈もまたワタリ部分にはゆとりをプラスしました。ここまで来るともう後には引けなくなるのが人情。世の中のハンパ丈を物色する日々になります。

この2010年春夏シーズンにDistrictが画策している次のハンパ丈計画...。そう、下半身が短くなったら当然...

ジャケットを短くする計画です！今週末金曜日、Districtの代表的アイテムであるアレのショートバージョンをお披露目します。

試験的アイテムなのでけっして大量ではありませんが、わたしが思うに今、求められているバランスではないかと思います。お見逃しなく！

きたない走り書きのイラストで失礼しました。